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めがね先生

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「国語は読むことだけでなく,書くことも同時に大切!」という考えから,国語の勉強でちょっと行きづまったら作文を書くことをすすめています。自分が伝えたいことを正確に伝られるようになると,国語の力はもっと成長します。いっしょにがんばりましょう。
小春学院塾長 めがね先生
ホームページ http://www.koharugakuin.info

[2017/02/28] 進級ごとに「作文」のステージが上がります


 みなさん,こんにちは。
 本コラムではこれまで,公立中高一貫校入試で出題される課題作文のいろいろな学習してきました。しかし,これで終わりではありません。これからも作文の機会が多くあります。

 みなさんはこれから,中学,高校,大学,社会人とステージを上げていき,同時に,作文のステージも上がっていきます。

 ここでいう「作文のステージが上がる」とは,文字数が増えるとか,難しいことを書くとかという単純なことではありません。これまで課題作文で大切なこととして,「自分の考えを明確にするために,だれもがわかる客観的な根拠を示しましょう」ということをたびたびお伝えしてきました。つまり,みなさんが書く文章の客観性を高めるということです。言いかえれば,みなさんが書く文章は自分のことだけを書くのではなく,多くの人々にとってあてはまることを書くということが今後さらに求められていくわけです。

 ただし,だからといって「自分の考えを持たない」ということではありません。自分の考えはしっかりと持たなければいけません。しかし,その考えがどこからくるのかを冷静に探さなければならないのです。

 たとえば,「私はこんなことをしたことがある」,または「私はこうだった」ということだけで,人にうったえる考えを組み立ててはいけません。その根拠を他の人が知っている知識などから組み立てていきましょうということなのです。

 そのためには,これからさまざまな知識を習得しなければなりませんし,それらのことからさまざまなことを考えていかなければなりません。一つ上のステージに上がった作文というのは,これからみなさんが学習する内容に根差して組み立てられた作文ということなのです。

 自分が学習を通して得た知識は,持っているだけでは何も機能しません。その知識に冷静に向き合い,多角的に組み立てていくことで知識が機能し始めます。これまで学習してきた課題作文の書き方というのは,みなさんが持つ知識に冷静に向き合って,自分の考えを組み立てていく訓練の一つだったといえます。

 学年が進むにつれて学習内容がより深くなってきます。その分,みなさんに求められる文章もより深いものとなります。これまでの学習がそのヒントになると確信しています。ぜひ,これからもがんばって学習にはげみ,より深い文章が書けるようになってください。


掲載日:2017年2月28日
次回の掲載は,2017年3月20日の予定です。