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めがね先生

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「国語は読むことだけでなく,書くことも同時に大切!」という考えから,国語の勉強でちょっと行きづまったら作文を書くことをすすめています。自分が伝えたいことを正確に伝られるようになると,国語の力はもっと成長します。いっしょにがんばりましょう。
小春学院塾長 めがね先生
ホームページ http://www.koharugakuin.info

[2017/09/18] 意味を持たない言葉に注意しよう!!


めがね先生:みなさん,こんにちは。さっそくですが,次の文を読んでみましょう。
夏休みに家族で『むぎっ子大作戦』という映画を見ました。・・・・・・この映画はとてもすごかったです。
ムギさん:先生,この文では特にわからないところはありません。
めがね先生:まあ,そうでしょう。友達や家族どうしでの会話であれば確かに意味が通じる内容です。しかし,よく読んでみると「すごい」という言葉がありますが,これはどのような意味でしょうか。
ムギさん:・・・・・・。読んでいるときは何となくわかるのですが,この言葉だけについて質問されてみるとよくわかりませんね。
めがね先生:会話をしている者どうしは,会話の流れから内容を理解し,「すごい」という言葉を何となく思いうかべることができますが,そもそも,この言葉ははっきりとした内容を持たない言葉です。「とても」のほかに「微妙」,「たいへん」という言葉も同様にはっきりとした内容を持っていません。これらの言葉を使うのであれば,具体的な形を持った言葉をそえることが必要です。どうであったのかを伝える言葉が必要となるのです。
ムギさん:そうすると,ここで「すごい」という言葉のあとにはどのような言葉を書き加えればよいでしょうか。
めがね先生:ヒントはここで伝えようとしている気持ち,感情です。「喜怒哀楽(きどあいあいらく)」という言葉を知っていますか。
ムギさん:「喜び」「怒(いか)り」「哀(かな)しみ」「楽しみ」など,私たちのさまざまな感情を表した言葉ですね。
めがね先生:では,ここで伝えようとしている気持ちはどれになりますか。
ムギさん:「楽しみ」ということでしょうか。そうすると,この文は,次のようになるのでしょうか。
夏休みに家族で『むぎっ子大冒険』という映画を見ました。・・・・・・この映画はすごく楽しかったです。
めがね先生:そうですね。具体的にどのようなことを表しているのかを明らかにすることでより相手に内容がより伝わりやすくなります。
ムギさん:そうですね。「すごい」とか「たいへん」という言葉はよく作文の中で使ってしまうので注意しなければいけませんね。
めがね先生:こういった言葉以外にも,「やる」「する」という言葉も何を「やる」,「する」のかを伝えきれないときがありますから,使うときには注意が必要です。
ムギさん:言葉で何かを伝えるために,私たちは多くの言葉を知らなければいけませんね。
めがね先生:そうですね。単語,つまり言葉が文章の最小の単位であるということは文章の土台であるといってもよいでしょう。前回学習した内容と同様に,言葉の量を増やすことが大切であることが,こういったことからもわかりますね。次回は単語・言葉について種類別に考えていきましょう。


掲載日:2017年9月18日
次回の掲載は,2017年10月16日の予定です。