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めがね先生

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「国語は読むことだけでなく,書くことも同時に大切!」という考えから,国語の勉強でちょっと行きづまったら作文を書くことをすすめています。自分が伝えたいことを正確に伝られるようになると,国語の力はもっと成長します。いっしょにがんばりましょう。
小春学院塾長 めがね先生
ホームページ http://www.koharugakuin.info

[2018/04/16] 文章の組み立てに失敗すると,作文がだめになる


めがね先生:ムギさん,こんにちは。今回は,前回までの内容の応用編です。
ムギさん:これまでは,確か「具体」と「抽象」ということを勉強しました。
めがね先生:そうですね。具体的なことと抽象的なことをどのように組み立てるかで読み手への印象が大きく変わるということですね。

■例文1■
① 先日,町を歩いていて,小さな子どもが派手な服そうの高校生を見てこわがっているのを見た。
② 時と場所に応じた身なりは大切だ。
③ しかし,身なりは自分自身の自由な考えによるとも考えられる。
④ ただ,身なりで自分の見られ方が変わることもある。また,周囲をおどろかせ,こわがらせることもある。
⑤ 私は周りを考えて自分の身なりを整えることを心がけたい。

ムギさん:伝えたいことはわかるのですが,読み取りにくい文章ですね。
めがね先生:それは,具体的な経験や例と,抽象的なまとめがバラバラに書かれているからです。①は具体的な経験や例です。②,③,④,⑤が抽象的なまとめです。これらをどう並べかえるか,あるいはまとめ直すかで伝わり方が大きく変わります。
ムギさん:先生,こんなのはどうでしょうか。

■例文2■
③ 身なりは自分自身の自由な考えによると考えられる。
⑤ しかし,私は周りを考えて自分の身なりを整えることを心がけたい。
① 先日,町を歩いていて,小さな子どもが派手な服そうの高校生を見てこわがっているのを見た。
④ 身なりで自分の見られ方が変わることもある。また,周囲をおどろかせ,こわがらせることもある。
② 周りがいやな思いをしないためにも,時と場所に応じた身なりを考え,行動することが大切だと思う。

めがね先生:とてもよいですね。はじめに抽象的な自分の主張を述べ,それについての補足説明として具体的な経験や例を示し,抽象的なまとめを展開するという流れになっています。
ムギさん:学校の国語の教科書にある説明文のような書き方ですね。
めがね先生:その通りです。課題作文では,読み手に「その通りだ」とわかってもらう文章が求められています。
ムギさん:だからこそ,具体的あるいは抽象的な内容の組み立て方が大切なのですね。
めがね先生:作文を書く前に,文章の組み立て方をしっかり考えておきましょう。思いついたことをそのまま書くと例文1のような文章になってしまいますよ。
ムギさん:わかりました。


掲載日:2018年4月16日
次回の掲載は,2018年5月14日の予定です。