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めがね先生

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「国語は読むことだけでなく,書くことも同時に大切!」という考えから,国語の勉強でちょっと行きづまったら作文を書くことをすすめています。自分が伝えたいことを正確に伝られるようになると,国語の力はもっと成長します。いっしょにがんばりましょう。
小春学院塾長 めがね先生
ホームページ http://www.koharugakuin.info

[2020/06/15] 筋道を立てるとはなんぞや??-その2-


 前回に続きです。

 公立中高一貫校に合格する児童は、次のように書くでしょう。

 わたしは、教室そうじは登校後すぐすることに賛成です。教室は、わたしたちが集中して勉強する場所です。授業前に教室が乱れていると、勉強に集中できません。実際、わたしたちの教室は、前日からのごみが朝になってもそのまま落ちていて、机の列も乱れています。このまま授業が始まってもよい学びにはつながりません。だから、わたしは教室そうじは登校後すぐするのがよいと思います。

 前回の文とは印象がだいぶちがいますね。上記のような文章では、「Aなので、Bで、そしてCになり、・・・・・・」という形式になっています。これは、単なる物事の順序を提示しているのではなく、理由あるいは根拠を提示しながら自分の考えを支えているのです。これが、公立中高一貫校入試で求められる「筋道の提示」になるのです。

 むぎっ子作文添削受講者のコメントを読んでいると、「今回は書くことがあまり見つからず、難しかった」という感想に出会うことがあります。いつもそういった感想に出会うたびに、「書くことは1つでよいのに・・・・・・」と思ってしまいます。

 確かに、前回の例文のような文章を書こうとすると、たくさんの内容を考え出さねばなりません。広い花だんにいろいろな花を植えようとするのと同じです。原稿用紙という花だんにいろいろな内容を植えて、見栄えよくしようということでしょう。ていねいな字で書かれた文章という意味での見栄えは大切ですが、内容をいくつも並べるという見栄えは公立中高一貫校入試では求められていません。

 それよりも、1本の大樹が地中深くにしっかり根をはるような作文が必要です。1つの内容を「どうして」「なぜ」とどこまでも追い求める熟考された深みのある作文です。「あたえられた問題に対して筋道を立てて組み立てられた解答」とは、そのような文章を指しているのです。

 つまり、いくらでも情報を入手できる今日、情報量にふりまわされず、1つの情報をていねいにほり下げ、検証しながら自分の考えをまとめていく力が求められています。


掲載日:2020年6月15日
次回の掲載は、2020年7月20日の予定です。