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めがね先生

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「国語は読むことだけでなく,書くことも同時に大切!」という考えから,国語の勉強でちょっと行きづまったら作文を書くことをすすめています。自分が伝えたいことを正確に伝られるようになると,国語の力はもっと成長します。いっしょにがんばりましょう。
小春学院塾長 めがね先生
ホームページ http://www.koharugakuin.info

[2020/07/20] 素早く作文を書き終えたいときは・・・・・・


 むぎっ子作文添削のメッセージらんには、多くの受講者が「書き終えるのにかなりの時間がかかりました。」というコメントを寄せてくれます。「早く書き終えるにはどうすればよいでしょうか。」という質問も同じくらいの割合で目にします。

 今回は、課題作文の取り組み方を考えていきましょう。

■何事も準備が大切

 わたしが学生だったころ、先生のコメントが必要な書類があり、4~5行程度の文を書いてもらうようにお願いしたことがあります。すると、その場で先生はすらすらと行数ぴったりに書き終えてしまいました。目の前でそのようすを見ていた私は、とても感動したわけですが、あとから聞いた話では、毎年のように同様のコメントを複数の学生からお願いされるので、行数ぴったりに書けるのはあたりまえとのことでした。

 文字数が指定された課題作文において、同じような内容の文章でない限り、指定された文字数で文章を書き終えることは大変難しいものです。文字数の不足あるいは超過は入試本番では許されませんが、だからといって、下書きをしている時間的余裕もありません。

 ということは、書き始める前にしっかりとした準備が必要になるのです。この準備がなく、いきなり書き始めれば、かえって「書き終えるのにかなりの時間がかかりました。」という結果になりかねません。

■何を準備する?

 まずはじめに、問題文を読み、内容、条件、指示を整理します。それをふまえたうえで、次のような内容をメモにまとめましょう。

1 段落数を決める。指定があればそれにしたがう。
2 段落ごとに何を書くかを決める。指定があればそれにしたがう。
3 段落ごとの分量を決める。それぞれの段落で分量がおよそ同じになるようにする。
4 解答用紙のます目に、段落ごとの目印をつけておく。書き終えたあとは消す。

 1~4は、いずれもささいな作業なので、4~5分もあればできます。
 メモ書きは次のようなもので十分です。

■メモの例

1段落目 自分の考えと理由(4~5行)
・・・朝そうじをするほうがよい。きれいな教室で勉強して、一日を気持ちよく過ごしたい。
2段落目 具体例(6~7行)
・・・朝そうじをおこなうことの利点。現在の朝の教室のようす。
3段落目 具体例のまとめ(4~5行)
・・・一日のはじまりをどれだけ大事にするか。現在の朝の教室がそれを許しているか。
4段落目 まとめ(2~3行)
・・・朝教室をそうじすることは、クラスみんなにとっても有益である。

 ここでは、みなさんに伝わるようにメモといいながら、かなりくわしく書きましたが、みなさんは「1、考え・理由、4~5行、朝そうじはよい、きれいな教室、気持ちよく過ごす」といった単語を並べるだけで十分です。

 ざっくりとした内容で構わないので、あらかじめこういったメモを書いておけば、実際に書き始めてから書き終わるまでが省力化できます。そもそも、書き終えるのに時間がかかる原因は、書きながら内容や段落を考えることにあるわけですから、メモを書き残すことで、「考えながら書く作業」から「書き上げる作業」だけに集中できるようになります。

 メモ書きに4~5分かかったとしても、十分にもとが取れるはずです。みなさんの貴重な試験時間を有効に使うために、ぜひメモ書きの習慣をつけましょう。


掲載日:2020年7月20日
次回の掲載は、2020年8月17日の予定です。