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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2017/04/03] 公立中高一貫校入試で,まず気をつけてほしいこと


 みなさん,こんにちは。いよいよ新学年が始まりました。公立中高一貫校合格を目指して,新しい気持ちでスタートした人も多いと思います。

 私は他の先生方と同様,毎年5月から12月にかけて,むぎっ子通信添削の担任をしています。そこでこの経験をふまえ,今回と次回はこれまで添削をしていて感じたことを書きたいと思います。

 公立中高一貫校入試では,会話文や資料を読み取って説明する問題が多く出題されます。みなさんの答案を添削をしてきて印象に残ることの1つは,問われている内容と解答がずれてしまったり,問いで示された条件を無視して解答を書いてしまったりする場合が多く見られるということです。

 たとえば,「~について,資料1・2からどのようなことが読み取れますか。簡単にまとめて書きなさい。」という問いがあったとします。この場合,資料1・2から読み取れることをもとにして解答をまとめなければなりませんが,自分で勝手に考えたことだけを自由に書いて,資料1・2を(または片方を)無視した答案が多くあります。

 あるいは,「~はどのようなことだと考えられますか。理由をそえて,あなたの考えを書きなさい。」といった問いの場合は,自分の考えだけでなく理由も述べなければなりませんが,理由の部分が書かれていない答案があります。

 算数系問題では,「計算式などを使い,考え方も合わせて書きなさい。」といった問いに対して,式を書き並べただけの答案があります。「考え方も合わせて」と問われている以上,採点者が理解できるように,言葉で補いながら説明していく必要があります。

 たとえ答えが正しくても,問いで求められていることとずれてしまったり,必要な条件がぬけてしまったりすると,大きく減点されるか,または0点になってしまいます。

 これから公立中高一貫校合格に向けて勉強を始めるみなさんは,問題を解くうえで,「何が問われているのか」「何を答えなければならないのか」などを明確にして解答を考えてほしいと思います。

 そのためには,問いの文中で見落としてはならないことに「下線を引きながら読む」という習慣をぜひ身につけてください。

 たとえば,「図から読み取れることを書きなさい。」「〇〇という言葉を用いて説明しなさい。」「~について具体例を書きなさい。」「~を漢字で書きなさい。」「上から3けたのがい数で答えなさい。」など,答えを書くうえで守らなければならないことがらには線を引き,答えを書き終えたらその条件を満たしているかどうかを確認する習慣をつけましょう。

 習慣というものは一朝一夕に身につくものではありません。「秋になって,過去問に取り組み始めてから気をつければいい」という考えでは,入試本番で大きなミスをしてしまう可能性が高いでしょう。

 条件を満たして答えるということは,何よりも優先しておさえておかなければならない大切なことです。絶対に忘れないでくださいね。


掲載日:2017年4月3日
次回の掲載は,2017年5月1日の予定です。