公立中高一貫校をめざす方へのお役立ちサイトです。
ぜひご活用ください!

ひろやん道場

PROFILEひろやん先生プロフィール

ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2017/05/01] 答案をふり返り,改善点をしっかりとらえよう


 みなさん,こんにちは。
 今回も前回に引き続き,これまでの経験をみなさんにお伝えしていきます。

 毎年5月から12月の8か月間にわたってむぎっ子通信添削を担当していますが,提出された一人ひとりの答案をふり返ると,8か月間で,答案の書き方がずいぶん進歩したなと感じる受講生がいる一方,もう少しがんばってもらいたいなという印象を受ける受講生もいます。いったいどのようなことが原因で,そのようなちがいが生じるのでしょうか。

 最も考えられることは,毎月もどってきた答案に書きこまれたアドバイスや直されたところをきちんと読んで,来月からの添削課題にいかしていこうという姿勢(しせい)があるかどうかだと思われます。当たり前の話ですが,指摘(してき)されたところを改善(かいぜん)していこうという心構えがあってはじめて学力向上が期待できます。

 たとえば,句読点をつけ忘(わす)れてしまうクセのある人が毎年何人かいるのですが,きちんと書くようにアドバイスをしても,翌月の答案で相変わらず書き忘れる人がいます。また,「考え方と計算式で説明する問題」で,計算式しか書かれていないので「文章で説明しましょう」という注意をしても,その後の答案でもまったく同様に計算式のみを書いてくる人もいます。

 答案がもどってきたら,書かれていたアドバイスに注目して,次回からは同じようなまちがいをしないように努力してこそ進歩があるのはいうまでもありません。

 問いで述べられている条件を見落としてしまったり,表現が不適切で採点者に伝わらなかったりする場合もあります。また,字が雑で採点者が苦労したり,誤字脱字(ごじだつじ)が多くて減点されたりする場合もあります。

 記述説明問題に慣れないうちは,直すべきクセや注意すべき点がいくつも出てくるのがふつうです。どのようなところに気を配ればよいのかがありすぎて,もれが出てくる場合もあります。その対策(たいさく),つまり自分の弱点をはっきりさせる工夫としては,答案がもどってきたら,その都度,書きこまれたアドバイスの中で特に注意すべきと思われるところを赤で囲み,さらに「改善ノート」のようなものをつくって書き出しておくのがよいでしょう。

 むぎっ子通信添削に限った話ではありませんが,問題を解いたあとに自分で書いた答えをふり返ることは,問題を解く以上に大切な勉強であることを忘れないでください。

 自分が書いた答えの問題点を探し出し,どのような工夫をすれば自分の欠点を克服(こくふく)できるのかをじっくりと考えてみましょう。そのような地道な努力を続けていくことが,記述問題で得点できる力を身につける一番のコツだと思います。


掲載日:2017年5月1日
次回の掲載は,2017年6月5日の予定です。