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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2018/02/05] 公立中高一貫校入試を終えたみなさんへ


 公立中高一貫校入試が終わりました。結果はいかがだったでしょうか。
 合格したみなさんには,心からお祝いを申し上げます。一方,残念な結果に終わった方もいらっしゃるでしょう。あれほどがんばったのに合格できなかったと涙を流した方もいたでしょう。しかし,合格できた方にも,合格できなかった方にも,これまでのみなさんの努力に心から敬意を表したいと思います。

 公立中高一貫校が出題する適性検査問題は,文章や資料を読み取る理解力や分析力,そして,あたえられた材料をもとに推察したり解決したりする思考力,考えたことがらをわかりやすく伝える表現力などが問われます。つまり,知識を問うだけではなく,ものごとを自分自身の頭で考えたうえで他者へ正確に伝達する力が求められます。

 小学校高学年という頭が柔軟(じゅうなん)なこの時期に,自分の頭で一生懸命(いっしょうけんめい)に考え,そして表現するという学習を経験したみなさんは,合否(ごうひ)に関わらず,みなさんが想像しているよりはるかに大きな「人生の宝物」を手にしたと確信しています。

 これからの人生には,たくさんの楽しいこともある反面,苦しいことやつらいこともあるでしょう。しかし,身の回りの問題を解決しようとするとき,そこに「模範(もはん)解答」というものは存在しません。したがって,状況(じょうきょう)を客観的にとらえ,自らの頭で考えて解決策を探し出さなければならない場合がほとんどです。

 また,個人のみならず,現在の社会には解決しなければならない難問がたくさんあります。日本では少子高齢化や人口減少の問題,子育てや育児の問題,エネルギー問題,その他数えきれないほどの課題があります。また,世界を見渡しても自然破壊や地球温暖化,エネルギー資源や食料資源の問題をはじめとして深刻な課題が山積みになっています。

 世の中はいま,答えの用意されていない問題に果敢(かかん)に挑戦(ちょうせん)し,日本や世界の人々がより幸せになれるような解決策をしっかりと考えることのできるリーダーを求めています。

 中学校へ進学したら,学習内容も一段と難しくなります。英語の授業が本格的(ほんかくてき)に始まり,算数も数学と名が変わって抽象的(ちゅうしょうてき)な学問になります。また,社会や理科その他の科目もさらに内容の深い学習となり,今まで以上に前向きな気持ちで臨む姿勢が求められます。

 みなさんには,公立中高一貫校の受検勉強で手に入れた宝物を土台にして,いずれは世界の人々を幸せにする大人になるのだという大きな目標を持って,テストの点数のためだけというのではない,生き生きとした本物の勉強を通して成長してほしいと心から願っています。


掲載日:2018年2月5日
次回の掲載は,2018年3月5日の予定です。