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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2018/07/02] 今日という日は二度ともどってこない


 気がつけばもう7月です。関東地方では,観測史上最速で梅雨(つゆ)が明けました。長い夏の始まりです。

 この時期になると,むぎっ子通信添削の受講生から,「夏休みはどのような勉強をしたらよいですか」という質問が増えます。今回は,入試の天王山といわれる夏休みに,受検生が注力すべき勉強をまとめます。

 一つ目は,弱点補強です。これまでに学習した単元の中で,十分に理解できていないところをしっかり復習してください。小数や分数が混在した計算,割合と百分率などはだいじょうぶでしょうか。また,漢字や言葉の意味は正確に覚えていますか。自分の弱点を知るということ自体,意外と難しいものです。むぎっ子通信添削などを受講している人は,これまでの答案用紙を改めて見直し,自分の弱点を客観的にさぐってください。

 二つ目は,9月以降(いこう)に習う単元の先取り学習です。特に,算数と理科は一通り終わらせておきましょう。教科書を読んだうえで書店などで購入(こうにゅう)できるワークやドリルなどを解き,少なくとも基本的なことがらはおさえておきましょう。そうすれば,秋以降に取り組む志望校の過去問でつまずきが減り,受検勉強にはずみがつきます。もちろん,2学期以降に授業を受けるときは,先取り学習をしたからなどと油断せず前向きにのぞんでください。

 三つ目は,文章を書く練習です。ふだんはまとまった時間が取れず,文章を書くことがおろそかになってしまっている人が多いでしょう。できれば毎日,200~400字(志望校によってはそれ以上)の文章を書いて,わかりやすく表現する力をみがいてください。その日にあった身の回りの出来事や,ニュースなどを題材に,必ず自分の考えや感想などもふくめて書きましょう。書く題材がどうしても見つからないようなときは,新聞のコラムを書き写したり記事を要約したりする作業でも構いません。毎日,書いて書いて書きまくって,えんぴつを持ったら自然と手が動くぐらいになってほしいと思います。

 弱点補強・先取り学習・文章力の強化は,夏休みだからこそ特に取り組んでいただきたい学習です。日ごろから取り組んでいるテキストなどがあれば同時並行(へいこう)で進めてください。学校の宿題や自由研究なども,受検の大前提であり本質的な勉強であるととらえて,真剣(しんけん)に取り組むのは言うまでもありません。

 夏休みはたくさんの時間があります。しかし,そうであるからこそ「落とし穴(あな)」もあります。それは,「時間がたくさんあるから,少しぐらい先延(の)ばししてもいいや。」という気のゆるみです。むだにした一日はもどってきません。そして,それをばんかいするためには,別の日に2倍の努力をしなければならず,非効率的な勉強になります。「夏を制する者は受験を制す」ともいいます。勉強時間や1週間のスケジュールをおよそ決めておいて,「今日という日は二度ともどってこない。」という気持ちで,一日一日を大切に過ごしてください。


掲載日:2018年7月2日
次回の掲載は,2018年8月6日の予定です。