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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2019/07/01] 夏休み期間中にしてほしい4つのこと


 夏休みにどのような勉強をすべきかは,人それぞれちがっていて当然ですが,今回はぜひ取り組んでほしいことを4つ述べます。

 まず,国語・算数・理科・社会の4科目について,1学期までの弱点補強,不得意な単元の復習です。自分が苦手だと思う単元を見つけて,夏休みの間にぜひ克服(こくふく)してください。

 特に,漢字や計算は受験勉強の土台となります。復習が必要であれば,学校で使っている練習帳やドリルなどをもう一度くり返して,完全に自分のものにしておいてください。算数の割合や図形の性質なども,きちんと習得できているかふり返ってみましょう。弱点があると思えない場合であっても,教科書を開いて,一通り目を通しておきましょう。

 次に,自分の志望校で作文が課されている場合は,指定字数に合わせて文章を書く習慣をつけてほしいと思います。これまで,長い文章を書く練習があまりできなかった人も多いかと思いますが,夏休みは落ちついてそれに取り組むことができる絶好の機会です。

 キャンプや旅行に行ったり,学校説明会や何かのイベントなどに出かけたりしたときには,それを題材とした文章を書くチャンスですし,ふだんの何気ないことを題材にするのもよいでしょう。時間の許す限り,書いて書いて書きまくってください。うまく書こうと思う必要はありません。少なくとも2日に1回のペースで書き続けてください。自分が書いた文章を家族の人などに読んでもらって,感想を聞くのも非常に効果的な方法です。

 3つ目は,2~3学期に習う内容の先取り学習をしてください。特に,算数と理科は先取り学習をしておかなければ,9月以降に過去問を解き始めるときに苦労します。というか,解けません。市販されている教科書ワークやトレーニングのような問題集を使って,基本的な内容を理解しておいてください。

 最後に,学校で出された夏休みの宿題にきちんと取り組むということです。言うまでもありませんが,意外とおろそかにしがちです。自由研究や読書感想文などは,創造力や思考力,表現力などをきたえるよい機会です。

 以上,夏休み期間中にしてほしい4つのことを書きました。これらをもとに,この夏休み,自分にとって何に重点を置いて学習すべきかを,夏休みに入る前にじっくりと考えてみてください。そして,自分にとって最高のスケジュールを立てて実行してください。

 夏休みは,受験の天王山といわれるほど大切な時期です。夏休みが終われば,過去問中心の学習に入ります。過去問に対して,少しでも気持ちよく取り組むことができるように,1日1日を大切にしてください。


掲載日:2019年7月1日
次回の掲載は,2019年8月5日の予定です。

[2019/06/03] 今日から魔法の言葉を唱えて成績アップ!!


 以前,むぎっ子通信添削の受講者の一人から,「毎日勉強をがんばっていますが,成績が今一つでなかなか上がりません。もっと頭がよくなるにはどうしたらいいですか。自分に自信が持てなくて困っています。」という質問を受けたことがあります。こういう質問を寄せてくれるだけで,十分に頭がよい子なのですが,今回それは横に置いておきますね。

 頭のはたらきは次の内容で変わり,頭そのものによい悪いの差はほとんどないといわれています。
 ・かなえたい明確な夢や目標があるか。
 ・勉強方法は正しいか。
 ・自分に自信があるか。

 人間の思考,推理(すいり),記憶(きおく)など,脳の高次機能をつかさどる大脳皮質という部分には,およそ140億個の神経細胞(さいぼう)があるそうです。そして,その1つひとつの神経細胞は,ほかの1万個の神経細胞とつながっていて情報のやりとりをしています。

 140億個!!
 なんとぼう大な数でしょう。

 もしあなたが「自分は勉強ができない」と思っているならば,まずこの事実を理解してほしいと思います。だれにでも平等に,同じ数だけの神経細胞が大脳に備わっており,成績に差が現れるのは,本気になってやるかやらないか,ただそれだけが原因であり,ハードウェアはみんな同じなのだ,ということを。

 高性能のコンピューターをはるかにしのぐ大脳を持っているにもかかわらず,自分に自信が持てないというのはもったいない話です。

 外国のある大学で行われた,次のような実験結果があります。

 学力がほぼ同じ学生を,2つのグループに分けてテストをしました。
 一方のグループの学生には,テストを返すとき,1人ひとりに「よくできたね!!」というほめ言葉をかけます。もう一方のグループの学生には何も言わずに返します。こんな調子でテストと返却(へんきゃく)を何度かくり返します。

 その結果,返却のたびに「よくできたね!!」とほめ言葉をかけたグループのほうは,次第にみな成績が上がっていったということです。

 この実験は,「よくできたね!!」という言葉が,そのグループの学生の意識の奥底(おくそこ)にはたらきかけて,大脳の活動にプラスの変化をあたえたことを示しています。つまり,能力に差がなくても,自分はできると思うと本当にできるようになるということなのです。

 スポーツの世界では,運動神経などの生まれつきの素質が関係してくる場合もあるでしょう。しかし,勉強においては,すべての人に平等な能力があたえられています。「自分はできない」と思っているとしたら,今日からその考え方を改めてください。

 自分はできる!!

 今日からこの魔法の言葉を唱えて成績アップを実現しましょう!!


掲載日:2019年6月3日
次回の掲載は,2019年7月1日の予定です。

[2019/05/06] なかなか机に向かえない人はこの方法を試してみよう


 むぎっ子通信添削のメッセージらんに,次のようなことを書いてくれた子がいます。

 ぼくは,気分が乗らないと,なかなか机に向かえません。そんなときは,やらなければいけないとわかっていても,つい先のばしにしてしまいます。そして,何日間もやるべきことがたまってしまいます。何かよい方法はありますか。

 いったん勉強を始めれば1時間や2時間は続くのに,ついつい遊びやゲームに夢中になってしまう,あるいは気分が勉強に向かずになかなかスタートできない・・・・・・。そんな受験生は意外と多いかもしれません。今回はそんな人たちのために,スムーズに勉強に取り組める方法をご紹介(しょうかい)しましょう。

 たとえば,4時に小学校から帰ってきて5時30分まで外で遊んで,おふろと夕食を終えてテレビを少し見て,6時30分に勉強を始めるといったスケジュールを立てているTくんがいるとしましょう。

 おふろに入って食事をしてテレビを少し見て,さあ6時30分だ,勉強しなきゃいけないと思うのですが,このTくん,スタート時の気分がめちゃくちゃ重い・・・・・・。テキストとノートと筆箱を出して,えんぴつをけずって,今日は何やるんだっけ??と確かめて・・・・・・。

 気分が乗らないときというのは,おおかたこのスタート時の2~3分間が最もストレスを感じ,「イヤイヤ」の気持ちになるときなのです。そこでおすすめしたいのが「すぐに始められるように,あらかじめ,すべてを机の上にそろえておく」という方法です。

 Tくんの場合でしたら,小学校から帰ってきたら,遊びに出かける前に,まずはカバンからテキストとノートと筆箱を出しておく。必要があればえんぴつをけずり,勉強の内容を確認(かくにん)しておく。さらには,テキストはやるべきページを開き,ノートも開いて机の上に置いておく。このようなセッティングをしておけば,テレビを見終わって勉強する時間になったとき,イスに座(すわ)りさえすればすぐに取りかかることができます。

 4時に帰宅(きたく)して机の上に道具をそろえるときは,勉強を始めるわけではありませんから,気分はそれほど重くないはず。そして,6時30分になったときには,勉強を始めるまでの時間が「0秒」なので,ストレスを感じることなくスタートできます。

 先日,あるお医者さんが「人間,イヤなことでも,始めてしまえばそれなりにヤル気が出てくるものだ」と,脳(のう)の働きについてテレビで話していました。仕事や勉強を続けているうちに,ドーパミンというヤル気ホルモンが脳内から出て「作業興奮(こうふん)」という状態になり,だんだんと気持ちが乗ってくるそうです。スタート時さえ乗りこえればあとは楽になるというわけです。

 始めてしまえばしめたもの。勉強に対して腰(こし)の重い人は,ぜひ試(ため)してみてください。


掲載日:2019年5月6日
次回の掲載は,2019年6月3日の予定です。

[2019/04/01] みなさんに最高の勉強法を伝授しよう!!


 いよいよ新学年がスタートします。どの学年も,これまでより学習内容が難しくなり,おのずと勉強に費やす時間も増えるでしょう。新たな気持ちで,それぞれの目標に向かってがんばってほしいと思います。

 今回は,インプットとアウトプットついてお話しします。
 勉強,特に暗記モノといえば,「頭につめこむ」というイメージがありますね。確かに,覚えるべきことは,何度もくり返して記憶(きおく)しなければいけません。そして,もくもくと机に向かって問題を解き,覚えたことを定着させる必要もあります。ところが,この勉強法は挫折(ざせつ)しやすいという特ちょうがあります。

 以前,あるお母さんとの面談で,次のようなことをお聞きしました。
「うちの子は,覚えることが苦手なので,習った内容の『授業』を私の前でやってもらうことにしたんです。小さなホワイトボードを買って,それをかべに設置しました。その前で,私が児童役となって,授業をしてもらうんです。」
 それを聞いたとき,私はとても理にかなった方法だと思いました。

 授業を聞いて,あるいは教科書やテキストを読んでインプット(覚えること)し,問題を解くことによりアウトプットする(問題を解く)ことは,基本的(きほんてき)な勉強法です。つまり,覚えたあとに問題を解くことは,学習内容を定着させ理解を深めることに役立ちます。しかし,理解や記憶が中途半端(ちゅうとはんぱ)だと,アウトプットも意味をなさない場合があります。しかも,この勉強法は退屈(たいくつ)で,実につまらない。

 ではなぜ,まわりの人たちに教えることが効果的といえるのか。それは,人に教えるためには,その内容を正しく理解しておく必要にせまられるからにほかなりません。さらに,話す内容を,人が聞いてわかるように組み立る力も求められます。

 物事を理解し,頭の中で組み立てるということが,まさに勉強の本質をつかむことにつながります。そして,声に出して授業をするということ自体が,記憶をさらに強固にするというわけです。

 また,自分が授業をしなければならないという前提で学校や塾の授業を受けるので,先生の話を聞く姿勢も自然と変わってくるでしょう。人に教えることで,教える内容を逆に自分のものにする。これは,最高の勉強法といえるかもしれません。

 ぜひお試しあれ。


掲載日:2019年4月1日
次回の掲載は,2019年5月6日の予定です。

[2019/03/04] 勉強の区切りでふり返りの時間を設けましょう


 みなさん,こんにちは。
 今日は,「勉強した努力を最大限に生かす方法」についてお話します。

 私の授業では,1つのことを教えたのち,すぐに黒板を消して次の内容に移るということはほとんどありません。わずかな時間ですが,次の単元に移る前に,板書あるいはそれを写したノートをながめてもらい,記憶(きおく)・理解の確認をしてもらっています。

 その理由は,1つの勉強が終わったのち,「頭の中を整理する」という時間が極めて重要だからです。

 自宅学習を例に考えてみましょう。
 おそらくみなさんは,1つの科目の勉強を終えると同時に,使った教科書やテキストなどをさっさと閉まってその科目をおしまいにしてしまうと思います。

 たとえば,理科の問題を解いて丸つけをし,まちがえたところを覚え直したとします。終わったらすぐにテキストやノートを閉じて,次にやるべき算数のテキストを広げて問題を解く。それが終わったら算数のテキストを閉じて社会の暗記プリントを広げる・・・といったように。

 しかし,これはあまりよい方法ではありません。
 頭の中を整理するうえで大切なことは,1つの勉強を終えたらすぐに終わらせるのではなく,1分でも30秒でも構わないので,学習したことの内容にざっと目を通し直す時間を持つということです。そして,どのようなことを勉強したのか,何がポイントなのかを確認(かくにん)することです。

 人間の頭は,「あることがらを学習した直後に次の学習をすると,前に学習した内容が定着しづらくなる」という性質があります。

 つまり,2つ目の勉強をしていると,1つ目の記憶があいまいになる。3つ目の勉強をしていると,1つ目と2つ目の記憶があいまいになってしまう傾向(けいこう)があるのです。だから,1つの勉強を終えるたびに,勉強した内容を短時間でよいので見直し,その内容をしっかり頭の中に定着させることが大切になってきます。

 やるべきことを早く終えて,好きな本を読んだり,遊んだりしたい気持ちはわかります。しかし,少しの時間をさいて復習するという工夫が,がんばって勉強した時間を生かし,記憶や理解を確かなものにする秘訣(ひけつ)になるわけです。

 勉強してもなかなか覚えられない,何日か経つと忘れてしまうとなげいている人は,ぜひ試してみてください。


掲載日:2019年3月4日
次回の掲載は,2019年4月1日の予定です。