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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2019/11/04] 入試直前期の復習は高い学習効果をもたらします


 入試直前期になると,「何をすればいいですか」という質問が増えてきます。やたらと新しい問題に手をつけようとする人も出てきます。しかし,それはおすすめできません。では,何をすべきか。答えは一つ。復習です。むぎっ子通信添削,むぎっ子模試,公立中高一貫校対策学力テストをはじめとして,これまで解いたものの解き直しは欠かせません。これまで解いた問題の中には,自力で解けなかったものやまちがえた問題があるでしょう。それらをもう一度復習することが,成績アップのかぎをにぎっています。

 そこで,今回はむぎっ子通信添削を受講しているみなさんへ,効果的な復習法をお話しします。もちろん,むぎっ子通信添削だけでなく,むぎっ子模試やこれまで自分が使っていた問題集などにもあてはまります。

 復習では,まずはじめに,ていねいに会話文や資料,問いを読み直し,解答例を見ずにもう一度解き直すことからはじまります。問題を解いてから日がたっていると,そこに書かれている内容もかなり忘れているのがふつうです。覚えているつもりでざっと目を通しただけでは,ポイントとなるところを見落としてしまうおそれがあります。

 一通り解答が書き終えたら,解答例と過去に提出した添削済み答案を横に置いて,どの程度正答に近づいた解答が書けているかを見比べます。そして,まちがえている問題があれば,その解答のどこがよくないのかを考え,解答例のどこを見習うべきなのかを可能な限り正確に把握(はあく)しましょう。

 みなさんが提出してくれた答案を添削していると,過去にアドバイスしたにもかかわらず,再び同じまちがいをしている人が少なくありません。問いの条件を見落としてしまったり,資料の読み取りでかんちがいをしてしまったり,誤字(ごじ)・脱字(だつじ)が目立ったり,日本語として不自然な表現になったりといった傾向(けいこう)は,そのようなくせが自分にあるのだとはっきりと意識できなければいつまで経っても直りません。

 一度解いた問題を再び解き直すことは,少し退屈(たいくつ)な作業に感じるかもしれません。また,入試本番間近のこの時期になって自分の欠点を見つめるということは苦痛(くつう)かもしれません。しかし,その退屈な作業に大きな意味があることを自覚し,自分の欠点を素直に認めて直していこうという強い意識がなければ合格には近づきません。そのことを絶対に忘れないでください。

 新しい問題に取り組むときには得られない復習の醍醐味は,まさにこの点にあるのです。


掲載日:2019年11月4日
次回の掲載は,2019年12月2日の予定です。