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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2019/12/02] 採点者によい印象をあたえる答案を目指そう


 みなさんは,入試本番で採点者(つまり,公立中高一貫校の先生たち)がどのような答案に出会うとよい印象を持ち,点数を少し多くあげたくなるか,考えたことがありますか。今回は,このことについてお話ししたいと思います。

 まず,言うまでもなく,ていねいな字で書かれてある答案にはよい印象を持ちます。ていねいとは,字がうまいとか下手とかではなく,読みやすいかどうかということです。なぐり書きのような字で書かれたものや,消しゴムで消したあとが残っているもの,字が小さすぎるものなどは,読む側にとっては大変な労力を必要とします。上手な字を書こうと思わなくても構いませんが,自分が書いた字が採点者の目にどう映るかということを常に意識してほしいと思います。

 また,答えがそれだけで完結している文を目指しましょう。具体的には,主語と述語を備えた文を書きましょう。

 たとえば,「インゲンマメの子葉には,どのようなはたらきがあるか。」という問いに対して,「発芽のときの養分。」とだけ答えを書いたとします。問いと答えを並べて読めば,その意味がわかるのですが,答えだけを読むと日本語としては不十分だという印象を持ちます。「インゲンマメの子葉には,発芽のときに必要な養分がたくわえられている。」というように,それだけで完結した文,つまり,答えだけを読んでもわかるような文にすれば,答案の質が格段に上がります。

 なお,「『~です・ます調』(敬体)と「~だ・である調」(常体)のどちらで書くべきですか。」という質問を受けることがあります。公立中高一貫校入試の適性検査問題(作文以外)では常体のほうが書きやすく,文が引きしまる感じがするのでおすすめしていますが,敬体で書いても常体で書いても,採点者にあたえる印象変わりませんので,結論からいえばどちらでも構いません。ただし,敬体と常体が混在すると減点対象になるので注意しましょう。

 さらに,読点(、)を必要に応じて上手に使うこと(ただし,使いすぎには注意),解答らんからはみ出さないように書くこと,解答用紙の余白には計算やメモ書きなどを一切書かないことなどにも注意しましょう。計算やメモ書きなどは,すべて問題用紙に書きましょう。

 採点者は異口同音に,「答案を読めば,その受験生(受検生)の合格への熱意が伝わってくる」といいます。どうしてもこの公立中高一貫校に合格したい!!と思って書き上げた答案は,しっかり採点者に伝わるものです。反対に,テキトーと書いた答案は,その気持ちがそのまま答案に表れます。そのことを忘れないでください。


掲載日:2019年12月2日
次回の掲載は,2020年1月6日の予定です。