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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2020/10/05] 親子で子どもの知的好奇心を育もう


 子どもたちが自室にこもらず、家族が集う共有スペースで宿題や勉強をおこなうのがリビング学習です。ここ10年ほどで、この学習形態がかなり浸透し、いまや、小学生の大半がリビング学習をおこなっているといわれています。

 ただし、このリビング学習もやり方次第では、結局、自室で勉強するのとさして変わらないということになりかねません。そこで今回は、リビング学習のメリットを改めて考えます。

 キーワードは、「子どもに『学ぶ楽しさ』を習慣づける」です。

 リビング学習のメリットとしてよくいわれるのが、「すぐに質問できる」です。「知りたい」という子どもの欲求のタイミングをのがさず、その場で親に聞けるのは確かに大きなメリットです。わからないことをそのままにしないという習慣づけにもつながります。

 しかし、高学年ともなると、なかなか難しい質問が飛んでくるのも事実です。そんなとき、「自分で調べなさい!」「自分で考えなさい!」と突き放すと、リビング学習のメリットがなくなります。子どもにしてみれば、「調べ方がわからないから聞いているのに!」「どう考えたらいいかさえわからないのに!」と不満に思うでしょう。

 そんなときは、親子でいっしょに!!
 これが最良の解決策です。リビングに、参考書や資料集、地図帳、辞書、百科事典などを常備する必要があるのはそのためです。

 また、昨今、調べるということに関しては、インターネットも便利です。パソコンやタブレット、スマホも有効活用できますし、いまでは、日ごろリビングで家族が見るテレビをパソコンのように使うこともできます。

 親子で調べものをすれば会話が生まれ、その会話を通じて、表現力や思考力が養われていきます。一方的に先生の言うことを聞くだけの授業では、これらの力は一向に身につきません。言いかえれば、公立中高一貫校入試に対応できません。

 また、知りたいという気持ちと親との楽しい時間が相まって、知ることは楽しいというモチベーションにつながります。先ほど申し上げた「子どもに『学ぶ楽しさ』を習慣づける」ためには、親子のコミュニケーションが必要不可欠です。

 このように考えていくと、リビング学習は「親子がいっしょに学ぶ」という点に本質があるのだとわかります。「子どもたちといっしょに調べものをしていたら、夕ご飯をつくるのが遅れちゃった」というのも、よい思い出になるでしょう。


掲載日:2020年10月5日
次回の掲載は、2020年11月2日の予定です。