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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2021/07/05] 豊富な実体験が読解力強化につながります


 よく、「うちの子の読解力が弱いのは、本をあまり読まないせいだ。」という声を聞きます。言いかえれば、「読書さえすれば読解力が身につく」という理屈(りくつ)になりますが、それはまちがいです。

 そもそも、文章を読んで理解するとは、内容を正しくイメージするということです。このイメージする力は実際におどろいたり、発見したり、感動したりすることで身についていきます。つまり、イメージする力は五感で感じる具体的な体験の蓄積(ちくせき)によって身についていくため、読解力の前提として、心を豊かにする体験が必要です。

 体験がないまま本の字面だけを追っても、情景がイメージできません。実感をともなわないので、感動できません。

 では、心を豊かにする体験とは何でしょうか。
 それは、お金を出して旅行に行ったり、○○教室に参加するといった非日常体験に限りません。日常生活の中の小さな感動を見つけるだけでも、感じる土台は形成できます。

 いまの時期であれば、アサガオの花がさいたら「きれい」、それが小ぶりの花だったら「かわいい」・・・。
 家でたこ焼きをつくったとしましょう。きれいに丸めることができれば「上手」「すごい」、失敗してしまったら「残念」「もう一回」・・・。

 知り合いの小学校の先生は、「家でお手伝いをする子は読解力がある」と公言します。おそらく、バラエティーに富んださまざまな経験をしている子は心が豊かで、それが読書に活かされるからでしょう。

 家にいても、できることはたくさんあります。いや、家にいるからこそ、できることがたくさんあります。ぜひ、日常生活で心を豊かにする体験をしてほしいと思います。


掲載日:2021年7月5日
次回の掲載は、2021年8月2日の予定です。