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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2017/03/31] 断言します。雑な字を書く人は合格できません。


ご質問:
 通塾先の先生から字はきれいに書きなさいと指導を受けました。きれいな字を書くだけで合格しやすいものなのでしょうか。それほど甘くないと思うのですが。いっとく先生のご意見をお聞かせください。

(Kさん・東京都在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 あくまでも私の考えですが,「きれいな字で書くかどうか」はさほど重要ではありません。大切なのは「ていねいな字で書くこと」です。そもそも「きれいな字」というのは人によって受け取り方が異なりますから,何をもって「きれいな字」というのかの判断基準がわかりません。
 しかし,「ていねいな字」か「雑な字」かはだれが見てもすぐにわかります。そして,「字が雑な子」は,成績の如何を問わず,極めて高い確率で不合格になります。このことは,毎年のように何度も何度もお話ししているのですが,聞き入れてもらえない場合があるので残念に思っているところです。

 では,字が雑な子は,なぜ極めて高い確率で不合格になるのでしょうか。以下,その理由を述べておきます。

 公立中高一貫校入試では,数日間で数百枚~数千枚の記述式答案を採点しなければなりません。公立中高一貫校の先生方の負担というのは非常に重いものがあります。たとえば,定員が80名の公立中高一貫校に800名の児童が入試に臨んだとしましょう。このとき,公立中高一貫校の先生方は何を考えているか,みなさんは知っていますか。

 公立中高一貫校の先生方は「1位から80位までの順位がわかればいい」と考えています。つまり,81位から800位までは「不合格」という結果は変わらないわけですから,わざわざ厳密な順位づけをおこなう必要はないわけです。

 ということは,雑な字で書かれた答案があった場合,「わざわざその雑で汚い字を読もうと努力しなくても,ていねいな字を書いた児童はほかにいるわけですから(少なくとも80人以上はいると思っていますから),その子たちの答案を読んで採点すればよい」と考えています。

 また,公立中高一貫校の先生方は「自分たちがこれから指導する児童」を選んでいるわけですから,「指導が面倒」な児童はできるだけ不合格にしたいわけです。中学に入ってまで「字の指導」をしなければならない児童なんて,限りなく指導が面倒ですよね。そういった児童は不合格になってほしいと本気で考えています。したがって,意図的に得点を低く抑えようという心理がはたらきます。

 これが,字が雑な子が極めて高い確率で不合格になる理由です。

 私がいま申し上げたことが本当かどうかを証明したい人は,「ていねいな字」か「雑な字」かのどちらかを実行してください。前者であれば合格の可能性が高まりますが(実際に合格できるかどうかは実力次第ですが),後者であれば実力の如何を問わず極めて高い確率で不合格になるでしょう。


掲載日:2017年3月31日
次回の掲載は,2017年4月24日の予定です。

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