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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2017/04/30] 過去の成功体験をいかに払拭できるかがカギ


ご質問:
 4年前にむぎっ子通信添削などを受講して合格を頂いた者です。その節はありがとうございました。このたび、下の子も姉と同じ公立中高一貫校に通いたいということで、むぎっ子通信添削ジュニアなどでまたお世話になります。気をつけることなどがございましたら、ぜひお聞かせ頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

(Aさん・千葉県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 端的に言えば「上のお子様の成功体験を捨ててください」となります。

 4年前と現在では,千葉県内の公立中高一貫校は大きく変わっています。志願者数こそ減っていますが,逆にレベルは上がっているからです。詳細は,必要に応じてむぎっ子通信添削などの際にお知らせをさせて頂くことになりますが,レベルの高い児童同士の戦いになっており,競争はかなり熾烈です
 こういった状況下で気をつけて頂きたいのは「上の子はこのようにやって合格できたから,下の子も同じようにやれば合格できるはずだ」と考えることです。つまり,過去の成功体験にもとづいて考えているわけです。

 しかし,出題される適性検査問題にはじまり,先ほど申し上げたことも含めて,さまざまな状況・環境が変わっているのに,過去と同じことをしていても合格できません。これは,指導者である私たち自身も肝に銘じなければならないことですが,少なくとも私たち指導者は毎年数百人の児童の指導に当たっていますので,その変化を敏感に感じ取ることができます。換言すれば,否応なく変化に晒されているので,指導もおのずと変わっていきます。

 ごきょうだいでむぎっ子通信添削を受講頂くケースは非常に多いのですが,その際によく「上の子のときはこのように指導されたのに,下の子では指示がちがう。どうなっているのか。」とクレームを頂くことがあります。
 ですが,そうではないのです。以前は漢字ミスが多少あっても減点されていなかったのに,現在はそういった点をシビアに採点して,徹底的に語彙力のない児童を落としにかかっている公立中高一貫校があります。

 入試が変われば指導が変わる。これはあたりまえのことではないでしょうか。だからこそ,私たちはその変化を敏感に捉え,受験指導のプロを自認し,これでメシが食えているわけです。

 横道に逸れましたが,今回私がいわんとすることは「上のお子様の成功体験を捨ててください」というこの一点に尽きます。上のお子様と下のお子様では性格も大きく違うでしょう。上のお子様が素直だったのに,下の子は・・・というケースも多分にあるはずです(あくまで一例です)。
 過去の成功体験を払拭してイチから考えていく。これが,下のお子様も公立中高一貫校に合格できる秘訣です。

 むぎっ子通信添削ジュニアなどを受講くださっているとのこと,ありがとうございます。これからいっしょに頑張っていきましょう。むぎっ子広場は全力で応援させて頂きます。

掲載日:2017年4月30日
次回の掲載は,2017年5月29日の予定です。

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