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拝啓保護者様

PROFILEいっとく先生プロフィール

いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2017/07/31] 保護者が信頼しない先生の話をだれが聞くのか


ご質問:
 塾とむぎっ子広場さんを併用して志望校を目指していますが、我が子が先生の指導に耳を貸さないことが多く、成績が伸び悩んでいるように感じています。勉強量はそれなりにあるのですが、たとえばむぎっ子通信添削では、同じ指摘をくり返し頂くことが多いのが現状です。アドバイスをお願いします。

(Hさん・福岡県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 以下,今回のご質問にお答えいたしますが,「児童が先生の指導に聞く耳を持たない」理由は個々に異なるため,現実的にこの場で原因を特定するのは困難です。Hさんには,むぎっ子通信添削の担任の先生より別途お電話をさせて頂きますので,そのご連絡をお待ちください。

 さて,「児童が先生の指導に聞く耳を持たない」大きな理由の一つに,保護者様がその先生を信頼していない行動を無意識に取っているという場合があります。詳細は,これからお話しします。

 ただし,私は保護者様にこの全責任をなすりつけようとしているのでは断じてありません。そうではなくて,あくまでこのコラム名が「拝啓保護者」であり,保護者様へのアドバイスが主たる目的であることから,保護者様にも考えて頂きたいとの思いを込めて,コラムの内容をしぼっているということをご理解ください。

 ではまず,昨年むぎっ子広場で実際にあった事例をお話しします。
 簡潔に言えば,保護者様がむぎっ子通信添削のお申し込みをなさる際,お子様のお名前やご住所をわざと変えて(個人情報を保護するためだったそうです),架空のお子様のお名前や実在しないご住所(少しの番地違いであれば郵便物が届くそうです)で受講されたことに起因します。

 この事実が判明するきっかけは,12月号(最終号)でお子様ご自身が,「ぼくの本当の名前は□□で,本当の住所は△△です。お母さんがむぎっ子広場を信じていなかったので,わざとうそを書いたと聞きました。」というコメントを添削課題の通信欄に書いたからです。

 残念ながら,このお子様は志望校の公立中高一貫校に合格できませんでした。添削を担当した講師によると,答案からやる気が感じられず,同じ間違いを幾度となくしていたので,同じコメントや指摘を何度も書かざるを得ず,ほとんど成長しなかったということです。

 この事例から,私たちは多くの教訓を得ることができます。

 保護者様にとっては,単にお子様の個人情報を守りたいという思いで,偽名・偽住所という行為をおこなっただけでした。しかし,お子様はその行為を「お母さんはむぎっ子広場を信じていない」と受け取りました。親が信頼していないと感じているお子様が,目の前の先生(むぎっ子広場)を信頼するはずがありません。当然のごとく,その先生の指導に耳を傾けるはずもなく,それゆえ合格に近づけません。

 私たちむぎっ子広場にとっては,お子様の名前が実名であろうが偽名であろうが関係ありません。住所がまちがっていても,郵便物が(本当に)届くのであれば,一向に構いません。

 一方,こういった行為をおこなうことにより,お子様がどのように考えるのかは,ぜひ保護者様にお考え頂きたいと思います。少なくともその責任は,保護者様が背負って頂くことになります。何が大切なのか,または何を優先させるべきかなどをつねに意識して頂くよう,切にお願いする次第です。


掲載日:2017年7月31日
次回の掲載は,2017年8月28日の予定です。

むぎっ子広場 運営事務局からのお知らせ
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