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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2018/05/31] 公立中高一貫校はれっきとした進学校です


ご質問:
 うちの娘が東京都立中学校(公立中高一貫校)を志望していますが、面倒見のよさなどで心配があります。いっとく先生はどのようにお考えでしょうか。

(Hさん・東京都在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 東京都立中学校(計10校)といっても,各校で指導方針も生徒指導もバラバラですから,ここで一概に「こうです!!」とは断言できませんが,少なくともみなさんにお伝えできることはあります。

 それは,公立中高一貫校はれっきとした進学校だということです。

 そもそも,大学合格実績が出ない公立中高一貫校は志願倍率が下がり,不人気校に陥ります。すでにそういう公立中高一貫校が複数あるのが現実です。保護者は「わが子をいい大学に行かせたい」と思い,お子様も(漠然と)「いい大学に行きたい」と思っている証拠です。

 実際に,公立中高一貫校に進学した生徒や,その保護者様から「大学受験予備校みたい」と揶揄されることもありますが,言いかえれば,「そういう目的で集まってきているのが公立中高一貫校なのだからあたりまえ」なのです。

 今回ご質問を頂戴したHさんが考える「面倒見のよさ」と,いまこのコラムをお読みくださっているみなさんが考える「面倒見のよさ」は,おそらくちがうでしょう。一般に,「学校への要求水準」と解されますが,大なり小なり程度の差こそあれ,公立中高一貫校に面倒見のよさを求めるのはお門違いだと私は考えています。

 というのも,公立中高一貫校は,「かなり優秀な子が通う学校」と考えるべきだからです。もちろん,都道府県によって,または各公立中高一貫校によって,その差はかなりあります。それは事実なのですが,そうはいっても,地元公立中学校と比較しても無意味です。

 ある公立中高一貫校の副校長先生は,「わが校では,生徒が不登校になることを念頭においた体制を取っておらず,仮にそういう生徒があらわれた場合は,退学・転校をお願いする」と断言しておられます。実は,そういう公立中高一貫校はかなり多くあります。このことを公言するかどうかはいざ知らず。

 くり返しますが,公立中高一貫校はれっきとした進学校ですから,毎日登校するのは当然のこと,授業の予習・復習もあたりまえのようにできる生徒を対象とした学校です。

 しかし,面倒見のよさなんてどうでもいいと思えるほど,公立中高一貫校には多くの魅力があり,魅力的な生徒が多く集まってきています。この事実は忘れないでください。


掲載日:2018年5月31日
次回の掲載は,2018年6月30日の予定です。

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