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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2018/11/30] 一向に論理的思考力が身につきません


ご質問:
 公立中高一貫校を目指すには論理的思考力が求められると思いますが、子供のようすを見ていると、その力がかなり乏しく不安です。一応塾に通わせてはいますが、塾からは「論理的思考力がまだまだです」と指摘されるだけで、その対策は無策に近い状態で、呆れてしまいます。

(Kさん・東京都在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 多くの保護者の方は,論理的思考力を難しく考えすぎているように感じます。確かに,この力の有無が公立中高一貫校入試に大きな影響をあたえるため,無視できません。しかし,論理的思考力のベースは,ご家庭で十分養えるものです。

 論理的思考力をごくごく平たく言えば,「A=B,B=Cであれば,A=Cになる」ということです。いわゆる三段論法ですね。「あなたは人間である。人間はいつか必ず死ぬ。ゆえに,あなたはいつか必ず死ぬ。」ということです。

 もちろん,この論法以外にも,仮説を立てたり目的を明確にしたり逆説の立場を取ったりする方法がありますが,公立中高一貫校入試に限っていえば,筋道が明確で,妥当性があればまちがいなく正解となるので,難しく考える必要はありません。

 では,この力をどのようにして養成していくか??
 答えは,保護者の方が,日ごろからそのように話せばよいのです。

 たとえば,「今日の夕ご飯なに??」と聞いてくるお子様に対して,「ハンバーグよ。」とだけ答えるのではなく,ハンバーグという判断に至った根拠を順序立てて説明してあげてください。

 もしかすると,「スーパーマーケットで挽肉が特売品で安かった。」「おじいちゃんの家からは,タマネギがたくさん送られてきている」「明日はお弁当を作らなければならない」といった条件が揃っているかもしれません。おのずと献立が決まってくるものです。

 このように,ご家庭内で物事を順序立てて説明する習慣をつけてください。一見すると,「面倒くさい」とお思いになるかもしれませんが,この程度のことは「(公立中高一貫校に合格するご家庭なら,)どこでもしていること」と思ってくださると幸いです。

 ある保護者の方は,「(うちの子が)理屈っぽくなったと思ったら,成績が伸びた」とおっしゃっていましたが,それは一理あると思いました。


掲載日:2018年11月30日
次回の掲載は,2018年12月31日の予定です。

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