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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2018/12/31] 幼少期からできる受験対策を教えてください


ご質問:
 あまりに場違いなご質問かもしれませんが、8年後に公立中高一貫校を目指している幼稚園児がいます。いまからできる受験対策を教えてください。なお、小学校は地元に通い、小学受験の予定はありません。

(Eさん・神奈川県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 公立中高一貫校に合格した児童を多く指導した経験から,またはその保護者様と幾度となくお話しした経験から,のちに公立中高一貫校に合格する未就学児(小学入学前の子ども)には,おおかた共通した特徴があることがわかっています。

 それは「聞く力」があるということです。
 耳から情報を聞き取り,イメージする力や理解する力が秀でている。
 このことを強く感じます。

 今春,東京都立小石川中等教育学校に合格した児童のお母様は,次のようにおっしゃっていました。

「うちの子は,小学校入学時までひらがなやカタカナの読み書きができませんでした(練習をさせていませんでした)が,親子の会話や絵本の読み聞かせがとても多かったせいか,年少のときから『おとうさんにほうこくしようね。』『きょうはすこしえんちょうしたね。』など,二字熟語を的確に使っていました。そのせいか,小学入学後の漢字習得がとても早かったように感じます。」

 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校に合格した児童のお母様も,「(幼稚園のときは)ひらがなやカタカナをあえて教えませんでしたが,人の話をよく聞き,理解できる子だったので,担任の先生から好かれていたみたい。」とおっしゃっていました。

 日本の教育はいつの時代も「読み書き」が中心ですが,子どもの脳の力を伸ばす決め手は,幼い頃に「聞く力」を育てることだと言われています。耳からの情報処理は「重要なものを判断する力(取捨選択能力)」「答えを予想する力(判断力)」「全体像をイメージする力(想像力)」だけでなく,精読力や読解力,集中力を高めることにもつながります。

 幼児はどのようにして言葉を覚え,言葉を話すようになるでしょうか。それは耳から人の話を聞き,それをまねるからにほかなりません。

 言語習得には,バランスのよい4技能が必要だといわれています。「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」の4つです。そのうち,特に未就学児は「聞く力」「話す力」の強化を目指して頂ければと思います。

 聞く力が育っていれば,小学入学後,先生の話を正確に聞き取り,それゆえ授業内容も自然と理解できるでしょう。そして,勉強に苦手意識を持つことなく,それどころか逆に「わかることが楽しい」と思えるようになるでしょう。


掲載日:2018年12月31日
次回の掲載は,2018年1月31日の予定です。

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