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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2019/01/31] 欠席日数が多いと,受験に不利でしょうか


ご質問:
 うちの子は、諸事情により小学5年から学校を休む日が増え、2年間の欠席日数が60日をこえています。このような状況では,やはり受験に不利でしょうか。

(Kさん・東京都在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 ご質問をお寄せ頂いたKさんには直接ご連絡をし,お子様の現状(成績やその他評価など)をお聞きしたうえで,アドバイスをさせて頂きました。

 今回は,欠席日数が受験にどのように影響するかに限って一般論をお答えします。

 まずはじめに,次のファイルをご覧ください。

 平成31年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定の報告書の作成について

 これは,東京都教育委員会が発表した資料で,小学校の先生方に対して,公立中高一貫校を志願する児童の報告書(調査書)作成に関する仕様をまとめたものです。基本フォーマットは文部科学省が定めていますので,どの都道府県もほぼ同じものだとお考え頂いて構いません。
 おそらく,こういったものをはじめて見る保護者の方も多いかと思います。

 ファイルの3ページ目が,出願時に公立中高一貫校に提出される報告書(調査書)の記入例です。児童の成績だけでなく,総合的な学習の時間の記録,外国語活動の記録,特別活動の記録,行動の記録,出欠の記録,総合所見が細かく記されていることがわかるかと思います。

 そのうち,出欠の記録は「出席しなければならない日数」と「欠席日数」が上下で比べることができるようになっています。

 あくまで一般論ですが,「『欠席日数』÷『出席しなければならない日数』×100」の数値(一般に欠席割合とよびます)が5%をこえると,受験に不利にはたらくといわれています。

 ただし,長期欠席の理由が明確である場合(全国大会出場や海外遠征,入院など)は,所定の用紙にその旨を書いて提出できる場合がほとんどなので,積極的にその制度を利用してください。

 ここで問題となるのは,欠席理由が「体調不良」「風邪」等の自宅療養の場合です。これで欠席割合が5%をこえると,「あら,この子は大丈夫かな??」「うちの学校に来ても,おそらくついていけないだろう(・・・だったら,不合格にしてしまおう)」と思われてしまいます。面接がある公立中高一貫校では,欠席割合の数値を面接の評価に反映させるようにしている場合が多く,面接がない公立中高一貫校でも,志願理由書や作文などで評価に反映させている場合が多くあります。

 いずれにしても,公立中高一貫校側は,「子どもは学校に来て当たり前」という認識のうえで受験生を評価するという現実を忘れないで頂きたいと思います。


掲載日:2019年1月31日
次回の掲載は,2019年2月28日の予定です。

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