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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2019/09/30] きれいな字で書くと合格しやすい??


ご質問:
 先日,ある塾の入試説明会に参加し,公立中高一貫校はきれいな字で書くと合格しやすいという話を聞きました。それは本当ですか。

(Hさん・宮城県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 ズバリ申し上げると,本当です。ただし,むぎっ子広場では,「きれいな字」とは定義していません。「ていねいな字」が合格の条件だと考えています。

 そもそも「きれいな字」という言葉が曖昧です。行書や草書のように,字をくずして続けて書くような達筆な字も「きれいな字」ですが,それが公立中高一貫校入試で好まれるかといえば,そうではありません。やはり楷書で書くのが一番です。

 そこで,むぎっ子広場では小学校で習う楷書を「ていねいに書く」ように指導しています。

 では,なぜていねいな字で書くと合格しやすいのでしょうか。それは,採点者(つまり,入試本番でいえば,公立中高一貫校の先生方)の心証が格段によいからです。

 まず,先生方は,字が雑な児童の指導を嫌がります。なぜなら,単純に読みづらいからです。しかも,そこは地元中学校ではなく,ハイレベルな指導を信条とする公立中高一貫校です。どの先生も「字はていねいに書きましょう」なんて指導はしたくないのです。

 そこで,入試本番で雑な字を書く児童の答案に出会うと,「もし,この子が合格して,自分がこの子の担任になったらどうしよう」と考え,自然と「こんな雑な字を書く児童は落としてしまいたい」と思うようになります。その結果,採点が厳しくなりがちです。または,「字が雑だから,答案が読めないと判断して,0点にしてしまおう」と考える先生がいるかもしれません。つまり,そもそも字が雑だと,答案を読んでさえもらえない場合があるわけです。

 そんなバカなと思うかもしれませんが,みなさんが採点者(公立中高一貫校の先生)の立場でも,同じことを考えるはずです。わざわざ雑な字を書く児童を合格させなくても,ていねいな字を書く児童の中から合格者を選べばよいだけの話です。そう思いませんか。

 よって,雑な字を書く児童は,公立中高一貫校入試では圧倒的に不利です。というか,十中八九,合格は無理でしょう。むぎっ子広場ではそう判断しています。

 ていねいな字で書くのはそれほど難しい話ではありません。ゆっくり書けばよいだけです。確かに,はじめは時間がかかりますが,それを耐えれば少しずつ早く書けるようになります。雑な字を書くのも,ていねいな字を書くのも,結局は「慣れ」にすぎないので,慣れるまでは耐え忍んでゆっくり書きましょう。

 また,字のバランスが悪い人は,小学1年生が1学期に使用するひらがな練習帳を買って練習しましょう。ダイソーでは110円(税込)で販売されています。ひらがなは漢字よりも字のバランスが取りにくいので,急がば回れの精神で,練習帳などの利用もおすすめしています。

 いずれにしても,ていねいな字を書くことは公立中高一貫校合格の必須条件だと考え,最優先で取り組んで頂きたいと思います。


掲載日:2019年9月30日
次回の掲載は,2019年10月31日の予定です。

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