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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2019/12/31] 理科は大嫌いだと言い張り、断固拒否の娘です


ご質問:
 娘は「理科は大嫌いだ」と言い張り、断固拒否の姿勢を貫いています。理科の成績は他教科に比べて極端に低く、困り果てています。何か方法はないでしょうか。

(Aさん・千葉県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが,ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお,掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 理科ほど興味を持って取り組める教科はほかにないというのが私の持論です。その理由は、理科は日々の生活に密接に結びついており、まちがいなく興味をそそるはずだという確信があるからです。

 たとえば、小学校(教科書)では学習しませんが、公立中高一貫校入試でたまに出題される輪軸のはたらき。私国立中学受験では厄介な計算問題が出題されて、嫌気が差す児童も多いのですが、公立中高一貫校入試はその点直感的です。たとえば、自動車のハンドル。まさにこれは輪軸のはたらきを利用しています。水道の蛇口やドアノブは輪に力を加えるもので、コンパスやこまは軸に力を加えるものです。

 こういったことを取っ掛かりにして、どのようなところに輪軸が利用され、どのように活かされているのかを考えることが、公立中高一貫校対策です。

 また、天気の変化の単元では、確かに巻積雲(うろこ雲)や高積雲(ひつじ雲)、積乱雲(入道雲)などを覚えなければなりませんが、これって、毎日空を見上げて「あっ、向こうにうろこ雲が見えるね。これがうす雲に変わると雨になりそうね。」などと子どもに言うだけです。

 えっ、私がそういったことを知らないから、子どもに言えないって??
 では、お子様といっしょに覚えましょう。

 私がいつも保護者様に言うことなのですが、お父様(あくまでたとえば)がテレビでプロ野球を見ている横で、子どもに「早く勉強しなさい」というのは論外です。厳しいいい方をすれば、そういう家庭の子どもが勉強するようになるわけがありません。

 このようにいうと、決まって「おれは仕事で疲れて帰っているんだ」と反論されます。しかし、子どもだって朝から学校に行って勉強して、疲れて帰っています。同じでは??

 話をもとに戻すと、理科は日々の生活に密接に結びついているので、保護者様からお子様にそのサジェッション(suggestion、提示・・・先ほどの雲の例など)をして頂きたいと思います。また、『子供の科学ビジュアル図鑑 理科の図鑑』(誠文堂新光社)や『ビジュアル理科事典』(学研)なども、その取っ掛かりになるでしょう。

 俗説に過ぎませんが、手が届く場所に図鑑がある家で育った子どもは、勉強好きになる確率が高いそうです。確率論だけでいえば、「ない家」と比べたら、「ある家」のほうがそうだろうなぁとみなさんも思えるでしょうし、特に理科はその傾向が強いと私は考えています。


掲載日:2019年12月31日
次回の掲載は,2020年1月31日の予定です。

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