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拝啓保護者様

PROFILEいっとく先生プロフィール

いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2020/04/30] 勉強した子としなかった子の差はもう埋まらない


ご質問:
新型コロナウイルスの影響で、3か月間休校になりました。9月入学にすればいいとか、試験範囲を狭めればいいとか、いろいろな話が出ていますが、いっとく先生はどのようにお考えですか。ぜひ、お聞かせください。

(Fさん・東京都在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが、ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお、掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 9月入学にすれば「休校で遅れたカリキュラムを取り戻せる」「学校間格差による不公平も解消される」という意見がありますが、これは妄想です。

 勉強する子はどういった環境下であっても勉強を続けます。休校になったからとか、学校がちゃんと対応してくれなかったからとか、そんなことを理由にしません。これまで習った範囲を総復習するだけでも、学力は確実に上がるからです。

 そもそも、来年1月に実施される大学入学共通テストは、高校2年生までに履修する内容が試験範囲ですから、単純に考えれば、3月の1か月分が未習という状況に過ぎません。大学入学共通テストのみで合否を決めるという方針を打ち出す大学が出てきているのも、大学入学共通テストであれば、カリキュラムの遅れを考慮する必要がないからです。

 確実にいえることは、勉強する子は、この3か月間の休校を「集中して勉強できる絶好の機会」と捉えたということです。毎日学校に通う必要がなく(通学時間ゼロ・・・寝不足も解消、勉強に集中できる)、体育も部活もない。学校行事も委員会活動もない。しかも、夏休みのように暑くもない。まさに「ないない」づくしです。窓を開ければ、涼しい風が入ってくる・・・・・・。勉強したいと思っている子にとって、これほど恵まれた環境はありません。そんな子の3か月間の勉強時間と勉強量は半端ないほど膨大なはずです。

 つまり、どういった環境下であっても勉強を続けた子と、そうでない子との差は、夏休みを短くしようが、9月入学にしようが、試験範囲を多少狭めようが、絶対に埋まりません。この3か月間でついてしまった学力差は何をしても埋めようがないんです。時既に遅し・・・・・・です。

 幸い、むぎっ子広場では、公立中高一貫校対策『学力テスト』の受験者数が過去最高を記録し、多くのみなさんが毎月の試験範囲表にしたがって勉強を進めてくれていることをうれしく思っています。

 むぎっ子広場は、家庭学習での公立中高一貫校合格を本気で追求しています。


掲載日:2020年4月30日
次回の掲載は、2020年5月31日の予定です。

むぎっ子広場 運営事務局からのお知らせ
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