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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2020/06/30] 父親は消極的協力程度のほうがうまくいく


ご質問:
夫は子育てだけでなく、受験でも非協力的です。子供が小さいときは、育児は母親の務めだと古典的に考えて我慢していましたが、子供の将来がかかっている受験まで同じ態度だと腹が立ってきます。

(Gさん・福岡県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが、ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお、掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 私が子育てを論じると、間違いなく妻が「どの面下げて??」という顔をするはずです。私は、第一子のオムツを替えたこともなければ、お風呂に入れたこともありません。第二子が生まれてからようやく少し手伝うようになったと(私は)思いますが、イクメンにはほど遠いレベルです。そのくらい、私は子育てを妻に任せっきりにしていました。

 巷では「夫が家事や育児を手伝うと言っている時点でダメ」とのこと。
 NEWクレラップのCMでは、夫が「僕は手伝わない。」「僕は、家の事を手伝わない。」というテロップが流れると聞きました。その真意は・・・・・・。

「手伝う、じゃなくて僕もやるのが当たり前だと思うから。」
「家族のカタチも仕事のカタチも変わったのだから、僕たちのカタチも変われるはず。」

・・・・・・だそうです。

 というわけで、私は子育てを論じる資格がないということはご理解頂いたうえで、受験(受検)における父親の役割について、経験値で私見をお伝えすると、「父親は消極的協力程度のほうが受験はうまくいく」と考えています。

 その理由は??と問われると、圧倒的にそういう家庭のほうが第一志望に合格する率が高いからとしかいえません。ほぼまちがいなく、学校や塾の先生も同じようなことを言うはずです。

 では、消極的協力とは何でしょうか。端的に言えば、学校や塾の送り迎えや、子どもから質問されたときに限って解き方などを教えること、テレビなどを切って勉強に集中できる環境を家庭内に作ってあげることなどを指します。「受験なんてわざわざしなくてもいいんだけど、本人がしたいと思ってがんばるのなら協力するよ」という立ち位置です。

 父親が子どもの受験にのめり込み、父親も母親も受験一辺倒になって子どもに逃げ場がなくなると、ほぼその子どもは受験に失敗します。過度に教育熱心な親が、わが子を追いつめてしまうからです。いわゆる「あなたのため」という名の下に教育虐待がおこなわれるのです。

 父親が子どもの受験に深く関わる場合は、母親が消極的協力の側に回ればちょうどよいでしょう。

 つまり、「手伝う、じゃなくて僕もやるのが当たり前だと思うから。」というスタンスで、子どもの受験に2人とも関わり始めると、これまでの経験上、ほぼ結果が見えてくるというわけです。


掲載日:2020年6月30日
次回の掲載は、2020年7月31日の予定です。

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