公立中高一貫校をめざす方へのお役立ちサイトです。
ぜひご活用ください!

拝啓保護者様

PROFILEいっとく先生プロフィール

いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2020/11/30] 読書は本当に読解力を上げるのか??


ご質問:
担任の先生から、読解力があれば公立中高一貫校入試に合格しやすいので、本をたくさん読みましょうと言われました。確かに、本を読めば読解力がつくというイメージがありますが、これは本当なのでしょうか。

(Aさん・和歌山県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが、ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお、掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 結論から言えば本当です。
 読書をたくさんする子どもは、そうでない子どもよりも読解力が高いというデータはいくつもあり、読書と読解力の相関関係は明白です。

 ただし、これには2つの条件があるようです。

 1つ目は、自分のレベルに合った本を選ぶことです。願わくは、子どもが「ほんの少し難しいな」と感じる程度の本を選ぶのがよいというデータがありますが、「難しすぎる」のはダメです。もし手に取った本が「難しすぎる」と思ったら、場合によっては下の学年向けの本にしたほうが、急がば回れで、結果的に読解力アップにつながるようです。

 2つ目は、内容を正確に理解して読むことです。文字をただ目で追うだけでは一向に読解力はつきません。しっかりと内容を理解しながら読み進めることが大切です。つまり、そのためにも、自分に合ったレベルの本を選ぶことが大切というわけです。

 読書により、語彙力がアップし、文章を処理するスピードが上がります。さまざまな知識が身につくというのも利点の一つですが、知識力アップだけなら、教科書や参考書を読んだほうが効率的でしょう。

 それよりも、読書は学力の基盤を形成すると考えたほうがよいでしょう。論理展開の仕方や文章の型などが自然と身につくからです。つまり、こういう効果をすべてひっくるめて、読書は読解力だけでなく、学力の基盤をつくるのだと思います。

 とはいえ、読書をしない子の親は、やはり読書をしない。
 こういう統計があります。
 至極当然のことだと思います。

 親が読書を楽しむ姿を子に見せること。
 これが最も大切なのかもしれませんね。


掲載日:2020年11月30日
次回の掲載は、2020年12月31日の予定です。

むぎっ子広場 運営事務局からのお知らせ
 いっとく先生へのご質問を随時受け付けています。お問い合わせより、「拝啓保護者様へのご質問」と必ず記載のうえお気軽にお送りください。お待ちしています。