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拝啓保護者様

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いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2021/01/31] 暗記を軽んじていては理解の質が下がる


ご質問:
小学5年夏までは家庭学習で頑張っていましたが、夏休みから通塾させることにしました。しかし、2学期以降、どんどん成績が下がっています。どうすればよいのでしょうか。塾の先生に聞いても、「大丈夫です。お子さんは頑張っていますから。」としか言ってくれません。私が聞きたいのはそんな気休めではなく、打開策です。

(Hさん・千葉県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが、ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお、掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 Hさんは、むぎっ子通信添削ジュニア受講者でしたので、すぐにお電話を差し上げて、現状を正確に把握し、私の考えをお伝えしました。

 ここでは、お電話での内容も踏まえて、「勉強を頑張っているのに、成績が下がる理由」をお話しします。

 結論から言えば、暗記を軽んじているからです。公立中高一貫校入試では、「知識は問われない」というジンクスがあります。もちろん、真っ赤なウソです。

 しかし、こういうジンクスは保護者だけでなく、悲しい現実ですが一部の塾にも浸透していて、覚えることよりも理解する勉強に重点が置かれがちです。入試直前期でもないのに適性検査問題ばかり解いている場合は、大変危険な兆候です。

 すべては、各教科の基礎・基本が身についているからこそ、次の段階である思考力や表現力の強化につながっていくのです。

 各教科の基礎・基本は暗記が中心です。覚えるべきことを覚えてはじめて、次の「考える」という段階に進めます。この暗記が不十分だと、理解の質が下がってしまい、そもそも考えることさえできなくなります。

 勉強を頑張っているのに、成績が落ちるという人は、十中八九、暗記を軽んじています。覚えるべきことをちゃんと覚えていません。

 暗記と理解はどちらも大切ですが、基礎・基本がまだ十分に身についていない場合は暗記中心の勉強をおすすめします。ある程度暗記が進み、基礎・基本が身についてきたら、暗記と理解を同時並行で進めましょう。この決まりを守った人で、成績が上がらなかった人を私は知りません。


掲載日:2021年1月31日
次回の掲載は、2021年2月28日の予定です。

むぎっ子広場 運営事務局からのお知らせ
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