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拝啓保護者様

PROFILEいっとく先生プロフィール

いっとく先生

むぎっ子広場は,2006年の開設当初から関与しており,2012年に一度降板しましたが,今回再登板することになりました。「拝啓保護者様」では,保護者の方から頂戴するご質問・ご相談にお答えする形で進めていきます。僭越ながら(と,一応謙遜したうえで),自信たっぷりに持論を展開いたします。
どんぐりスクール主宰 いっとく先生
ホームページ http://www.dongurikorokoro.com

[2021/03/31] 自分はダメだという自己否定から脱却させる


ご質問:
子どもの口癖は「ぼくはできない」「ダメ」です。勉強に限らず、さまざまな場面でこの口癖を使います。公立中高一貫校に合格するためには、これを何とかする必要があると思うのですが、いっとく先生はどのように思われますか。

(Sさん・長野県在住)
※ 頂戴した原文のままを掲載していますが、ご質問の箇所のみを抜粋しました。なお、掲載に際しては事前に許可を頂いております。

お答え:
 その通りです。「ぼくはできない」「ダメ」が口癖の子どもが、公立中高一貫校に合格するはずがありません。

 この口癖には、より大きな問題をはらんでいると思います。
 何かできないとき、または解けないときに、「ぼくはできない」と才能や資質のせいにしているのではないかということです。もし、才能や資質を理由に「ぼくはできない」とあきらめているのなら、まずはその習慣を変える必要があります。

 ここでのポイントは、「なぜできないのか、自分には何が不足しているのか」と、自分の課題を冷静に分析し、「では、どう改善すればできるようになるのか」を考えられる人に変われるかどうかです。

 みなさんは「メタ認知」という言葉をご存じですか。
 ぜひお調べ頂きたいと思いますが、要は、現在の自分の思考状態を、その場の状況や感情などの影響を排して客観的にモニタリングし、認知することをいいます。

 この認知を「メタ認知」といい、メタ認知により得た知見をもとに自分を修正していくことを「メタ認知的活動」といいます。

 こうした力は、受験はもとより人生においても大変重要になります。何らかの壁にぶつかったとき、そこで挫折して終わってしまうか、それとも乗り越えて成長していけるかが、これで決まります。

 要は「自分にとって何が必要か」と「どうすればできるようになるか」を能動的に考える姿勢が大切です。

 しかし、能動的に考える姿勢は自然には身につきません。そこには必ず、保護者の手助けが必要です。まずはいっしょになって、できない理由を冷静に分析してあげましょう。そして、やり方を変えるなどして、修正を図りましょう。

 これをくり返していくことで、受け身の勉強がいつしか改まり、合格への道を自ら切り拓こうと思うようになります。無論、そのころには「ぼくはできない」「ダメ」という口癖なんて消え失せています。


掲載日:2021年3月31日
次回の掲載は、2021年4月30日の予定です。

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