公立中高一貫校をめざす方へのお役立ちサイトです。
ぜひご活用ください!
2006年10月23日千代田区立九段中等教育学校「学校説明会」
10月1日(日)、千代田区立中等教育学校の学校説明会に行ってきました。
まず、「どこにもない学校をつくる」という校長の賀沢恵二先生のあいさつから始まりました。その内容を簡単にまとめると、「子どもたちの学力を徹底的に伸ばす。そのためにできることは何でもやる」というものでした。
このような並々ならぬ学校側の決意が、校長の力強い声を通して伝わってきました。
その決意の1つに、「外部機関と大胆に連携をする」という方針がありました。私が聞いて具体的だと感じた点は次の4つでした。
@塾や予備校との連携
九段中等教育学校では、「土曜予備校講座」というものを開講している。その内容は、学校が土曜日に年間15回、英・数2コマそれぞれ90分ずつの授業を行うというもの。この開講のきっかけは、学校としては土曜日に授業ができないため、学校のカリキュラムに沿って予備校と連携しようじゃないかという考えから生まれた。
A地元企業に“応援団”になってもらう
千代田区には大企業の本社が集中している。そこでその企業に学校の“応援団”になってもらう。例えば、その企業のモニターとなって、パソコンなどの機器を借り受けている。(一般的に公立校は、企業などから資金や物資の提供を受けることはできないためモニターという形を取っている)また、金融機関と連携して金融教育の教科書を作成し、授業を行う計画もある。
B区内の大学と連携
総合的学習の時間に、大学の研究センターと連携し、環境問題の学習などに取り組むことができる。さらに、大学の教授らが九段中等教育学校で授業をするプログラムもある。千代田区内には11の大学があるので、高度な一流の研究に触れる機会を持つことができる。
C大使館公使館と連携
世界各国の“生きた”話を聞くことができる。その結果、国際情勢に敏感で、視野の広い感覚を身につけた生徒を養成することができる。
その他にも次々と斬新なアイデアが発表されました。
例えば、「P.A.」。これは先生が主導するPTA活動とは違い、保護者主体の活動を目指した組織だそうです。このネーミングにしても、保護者が学校の取り組みに深くかかわってほしいという考えから、わざわざ“T”(teacher)を省いたそうです。
また、学校経営評議会を設置したこと、全校・全教科・全教員を生徒が評価する制度があること、習熟度を高めるための教員の大幅な増員を行うことなど、その取り組みを具体的にわかりやすく説明していました。
このように説明する校長先生の言葉は、終始力強さがあふれていました。それは、公立学校がどこまでできるのか、「挑戦している」姿勢が表れているからなのだろうと思います。私には、その姿勢が「この学校に自信有り!」という裏付けのように感じました。




