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2006年10月30日埼玉県立伊奈学園中学校 「学校説明会」
10月14日(土)、埼玉県立伊奈学園中学校の学校説明会に行ってきました。
会場の体育館は700余りのイスが並んでいましたが、受付開始から早くも10分後には満席になりました。さらに追加して長イスが用意されましたが、結局集まった人は、あっという間に千人を超えました。このことからも、学校の人気ぶりがうかがえます。
さて、この伊奈学園中学校は、他の公立中高一貫校の選考と大きく異なる点があります。
それは、「まず公開抽選で160人に絞り、その160人の生徒から願書を出してもらう」という手順になっていることです。ちなみに昨年の応募は1352人ありました。抽選だけでも倍率が8.45倍という、相当高い数字となります。
入学のための土俵に上がるためには、まず公開抽選をくぐり抜けなければなりません。しかもそれが、「8倍以上の倍率になる」ということに反対意見を持たれる人もいるかもしれません。「そこまで抽選で絞り込んでしまうことで、優秀な生徒を取りこぼしてしまってもいいのか」と不思議がる声もあるようです。この日、説明会に配られていたアンケートにも「公開抽選についてどう思うか」という質問があり、現行のままでいいのか、それとも受検機会をより多くの受検希望者に与えるべきかということを尋ねていました。
少し私見を述べてみます。私はこの抽選制度を学校側が採用しているのは、「どんな生徒であれ、6年あれば魅力的な人間に育ててみせる」と自信を持って考えているからだと思います。
考えてみれば、たとえ小学校時代に優秀な生徒であっても、その生徒が中学高校と優秀であり続けるわけではありません。そこで伊奈学園では、「将来の可能性が詰まった原石を磨くことが公立中高一貫校の役割である」という考えに徹しているのだと思います。
私は、このような学校の姿勢は素晴らしいことだと思います。
また、伊奈学園のこの選抜方法は、面接を重視するという点で優れていると思います。例えば東京都では、受検希望者がたくさんいるため、特別枠を除いて面接は実施していません。これでは、生徒一人ひとりを正確に把握して入学させるということは難しい面があると感じます。その点伊奈学園では、抽選から選んだ160人に対し、丁寧に面接をして80人の合格者を決めることができます。私は、こちらの方が妥当なように思います。
さて、学校のカリキュラムですが、語学教育に力を入れている点に特色があります。例えば絵本を翻訳して発表するなど国語と英語を融合させた「表現」の授業や、社会問題を英語で話し合うなど英語と社会を融合させた「国際」の授業などがあります。また、海外での語学研修を行っており、異文化交流も盛んです。その裏付けを示すように説明会では「雑誌の『アエラ』に、語学教育に強い学校として紹介された」ということも報告されていました。
伊奈学園中学校は、2003年に開校していますので、1期生は現在高校1年生になっています。その生徒達は、将来を見据えて自己実現のために学園生活を積極的に取り組んでいるという様子についても説明されていました。
※ところで2007年度の募集で、作文の形式に少し変更があります。
昨年までは作文T、作文Uともに45分でした。それが、来年ではそれぞれ50分になります。また、作文の文字数はそれぞれ600字程度だそうです。




