公立中高一貫校をめざす方へのお役立ちサイトです。
ぜひご活用ください!

ライズの合格る答案

PROFILEライズプロフィール

R志学会ライズ

私たちライズは,10年前から総力を挙げて公立中高一貫校対策に取り組み,独自の公開模試も運営してきました。その模試の採点時に感じた,「こんなミスがもったいない」「この書き方だと減点になる」といった気づきを,このコラムでは具体例を出しながら紹介し,さらに対処法も伝授していきます。また,公立中高一貫校に在籍する中学・高校生の生の声なども先輩情報として随時紹介していきます。
ホームページ http://www.shigakukairise.jp

[2018/05/28] これを意識すれば文章が上手に書ける!!


 今回は,「もっと上手に,かつすばやく上手な文章が書きたい」と願っているすべてのみなさんに向けて,そのコツを伝授します。

 まずは,次の問題を読んで,Aさんの解答の何がよくないかを考えてください。


問題
 給食の食べ残しを減らすためにどのような取り組みができるかをクラスで話したところ,2つの取り組み案が出てきました。

けいこさんの案
食べ残しをたい肥(肥料)に利用する。
あきらさんの案
給食を注ぐときに一人ひとりが「少なめ」「ふつう」「多め」といった申告をしていく。

 けいこさんとあきらさんの2人の取り組み案について,あなたの学校で取り入れるとしたらどちらを選びますか。理由とともに説明しなさい。

Aさんの解答
私は,けいこさんの意見に賛成です。なぜかというと,食べ残しをブタや牛のえさにすれば,動物にとってもうれしいし,もしも食べ残しが多かったとしても,結果的に食べ残しがなくなると思うからです。


 内容はとりあえず置いておくとして,必ず気をつけてほしいことがあります。それは,文章後半の長さです。

 文章はできるだけ短く書く。

 これが鉄則です。なぜなら,長くなればなるほど自分の書きたいことがわかりづらくなっていくからです。ですから,一つひとつの文章を短くしながら全体として一本しんを通していきます。
 ただし,この「短く」はとにかく短くすればよいというものではありません。「主語と述語を必ず盛りこんで,できるだけ短く」という意味です。

 また,文章が長くなってしまう原因はもう一つあります。「一つの文の中に,接続語(つなぎ言葉)を使いすぎる」ことです。Aさんの解答でも「動物にとってもうれしいし,もしも~」と,2つの内容を一文に連続させてしまっています。だから,長くなりすぎてしまうのです。おおよそ,文章の読みやすさでいえば,50字前後が読みやすいといわれています。一文に接続語を盛りこんでしまうと,高い確率で50字どころか100字をこえてしまいます。

 では,この点に注意して,Aさんの解答を直してみましょう。

解答例
私は,けいこさんの意見に賛成です。なぜなら,食べ残しをブタや牛のえさにすれば,動物もうれしいと思うからです。また,もしも食べ残しが多かったとしても,ブタや牛が食べ残しを食べてくれるので,結果的に食べ残しがなくなります。これは,私たちにとってもよいことだと思います。

 自分の意見を正しく伝えるためには,まずは意見を整理し,そしてその一つひとつで文を構成すること。いいですね。「~もするし,~もするし,~もする。」なんて文を書いてはいけません。

 みなさんの答案を採点・添削していると,考えている内容はとてもよいけれど,点数になる表現ができていない。そういう人が大変多いように思います。ぜひ意識していきましょう。


掲載日:2018年5月28日
次回の掲載は,2018年6月25日の予定です。