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ライズの合格る答案

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R志学会ライズ

私たちライズは,10年前から総力を挙げて公立中高一貫校対策に取り組み,独自の公開模試も運営してきました。その模試の採点時に感じた,「こんなミスがもったいない」「この書き方だと減点になる」といった気づきを,このコラムでは具体例を出しながら紹介し,さらに対処法も伝授していきます。また,公立中高一貫校に在籍する中学・高校生の生の声なども先輩情報として随時紹介していきます。
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[2018/07/23] 単位量あたりの考え方を使いこなそう


 受検生(受験生)にとって天王山となる夏休みに入りました。言うまでもなく,この夏の過ごし方次第で,秋以降の成績が大きく変わります。夏休みは,しっかりと勉強中心の生活を送り,土台を固めて秋以降のジャンプアップにつなげていきましょう。

 毎年この時期は「割合」について考えています。割合は,小学5年生で習う単元ですが,ここでつまずく児童が大変多く,苦手意識を持っているようです。小学4年生で習う「単位量あたり」,小学6年生で習う「速さ」「比」にも関わっています。そこで今回は,単位量あたりについて考えていきます。

■問題例
たつや:たとえば,福岡県の道路実延長きょりと乗用車の保有台数を上から3けたのがい数で表すと,それぞれ37300km,2610000台だね。
ももこ:このがい数をもとに,乗用車1台あたりの道路の長さを調べてみましょう。
たつや:それだけじゃなくて,大分県や北海道,東京都とも比べてみよう。

20180723.png

問題1
 北海道,東京都,大分県の乗用車1台あたりの道路の実延長きょりを求めなさい。ただし,計算の際は上から3けたのがい数を使い,答えは小数第一位までのがい数で,単位はmとします。


■問題1・解答解説
 注目すべきは「乗用車1台あたり」というところ,つまり,単位量あたりの考え方を使います。この問題の場合,乗用車1台で何m分の道路の長さになるかを考えなければいけません。もちろん,単位をkmからmに直します。

 北海道 89500000(m)÷2820000(台)=31.73・・・ より,31.7m
 東京都 24100000(m)÷3170000(台)=7.60・・・ より,7.6m
 大分県 18200000(m)÷698000(台)=26.07・・・ より,26.1m

■問題1・誤答例
 北海道 2820000(台)÷89500(km)=31.50・・・ より,31.5m
 東京都 3170000(台)÷24100(km)=131.53・・・ より,131.5m
 大分県 698000(台)÷18200(km)=38.35・・・ より,38.4m

 問題文で「乗用車1台あたり」と書いてあるのに,kmでわってしまい,しかも,kmをmに直していない。わり算の考え方を正しく理解していなければ,何を何でわればよいのかがわかりません。そういう人は要復習です!!

■問題例(続き)
問題2
 問題1で考えたことより,大分県は他都道府県と比べて自動車じゅうたいが起きやすいといえますか。それとも,起きにくいといえますか。また,そのように判断した理由は何ですか。あなたの考えをまとめて説明しなさい。

■問題2・解答例
大分県は,他都道府県と比べて自動車じゅうたいが起きにくいといえる。その理由は,大分県の乗用車1台あたりの道路の実延長きょりは,全国合計と比べて長いからである。

■問題2・解説
 単位量あたりの意味がしっかり理解できていれば,簡単な問題ですね。ここで大切なことは,解き方を覚えるのではなく,考え方を理解することです。常にイメージしながら考えていきましょう。


掲載日:2018年7月23日
次回の掲載は,2018年8月27日の予定です。