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ライズの合格る答案

PROFILEライズプロフィール

R志学会ライズ

私たちライズは,10年以上前から総力を挙げて公立中高一貫校対策に取り組み,独自の公開模試も運営してきました。その模試の採点時に感じた,「こんなミスがもったいない」「この書き方だと減点になる」といった気づきを,このコラムでは具体例を出しながら紹介し,さらに対処法も伝授していきます。また,公立中高一貫校に在籍する中学・高校生の生の声なども先輩情報として随時紹介していきます。
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[2019/09/23] ラクをするために全力をつくす!!


 公立中高一貫校入試が近づき,受検(受験)勉強も日増しに熱を帯びてきていると思います。この時期になると,過去問をふくめて,問題演習とそのやり直しのくり返しが勉強の主流になってきますが,このやり直しが最後の追い上げのかぎをにぎっています。
 このとき,必要な考え方の一つに「いかにラクをするか」というものがあります。特に,計算問題で大事なことは「速く正確に解くこと」,つまり「ラクをすること」なのです。

 具体的に考えていきましょう。

■問題
 地球儀(ちきゅうぎ)と紙テープを使って,東京からシドニーまでのおよそのきょりを計算しました。紙テープの長さは,地球儀の赤道は80cm,東京からシドニーまでは16cmでした。このとき,東京からシドニーまでのおよそのきょりを求める計算方法を説明し,およそ何kmになったかを答えなさい。ただし,地球は球とし,赤道1周の長さは4万kmとします。


 この問題をスケールの大きい縮尺(しゅくしゃく)の問題と考え,「4万kmは4000万mで,40億cmだから,縮尺を5000万分の1とすると,16cmを5000万倍して8億cm,つまり8000kmだ」と計算した人がいるかもしれません。しかし,これは少々強引で,何より面倒です。

 実際の正答例を見てください。

■正答例
地球儀での東京からシドニーまでの16cmに対して,赤道の80cmは,80÷16=5(倍)で,地球の赤道は4万km,これは地球の割合と同じなので,40000÷5=8000(km)
よって,東京からシドニーまでのおよそのきょりは8000kmだと求められる。


 16cm:□km=80cm:4万kmという比例式にもとづいた計算方法です。ずいぶん楽ですね。
 縮尺の計算方法もまちがいではありませんが,ミスをしやすく時間もかかります。素直に,よりラクな方法を受け入れ,今後に生かすことが重要です。

 また,さらに学力をつけるために大事なことは,ほかにラクな方法がないかを考えることです。

 たとえば,80cm:4万km=16cm:□kmを考えると,16cmは80cmの0.2倍だから,4万kmの0.2倍で8000kmだ!!というように,別の解法も考える習慣をつければ,各段に算数力が向上します。

 入試本番で「ラクをすること」は「速く正確に解くこと」につながります。多くの武器(解法)を身につけることが大事です。過去問などのやり直しでは,その習得を意識しましょう。

 もっとラクな方法を全力で探す。これが,強い学力と合格を引き寄せるための重要な考え方です。みなさんももっと「ラク」ができるように,残りの時間,完全燃焼していきましょう!!


掲載日:2019年9月23日
次回の掲載は,2019年10月28日の予定です。