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ライズの合格る答案

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R志学会ライズ

私たちライズは,10年以上前から総力を挙げて公立中高一貫校対策に取り組み,独自の公開模試も運営してきました。その模試の採点時に感じた,「こんなミスがもったいない」「この書き方だと減点になる」といった気づきを,このコラムでは具体例を出しながら紹介し,さらに対処法も伝授していきます。また,公立中高一貫校に在籍する中学・高校生の生の声なども先輩情報として随時紹介していきます。
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[2020/07/27] 夏は徹底して基礎固めをおこなおう


 例年であれば、いまごろは夏休みのまっただ中で、受験生(受検生)にとって、多くの時間を勉強に当てることができる貴重な時期のはずでした。しかし、今年は夏休みが短縮され、思うように学習計画が立てられない方が多いでしょう。

 だからこそ、私たちは、限られた時間の中で徹底的(てっていてき)に基礎を固め、2学期以降に飛躍(ひやく)していくための土台を作らなければなりません。

 では、具体的に、基礎を固めるとはどういうことを指すのかをご説明します。

 まずは「学習の基礎体力の強化」です。基礎体力とは、簡単に言えば「学習習慣」です。毎日コツコツと決まった時間に、しっかりとした学習量が確保できていますか。2学期以降に追いこみをかけたいと思ったときにこの基礎体力がないと、学習効率が上がっていきません。学習時間を10分、20分とのばしていくことで基礎体力が強化でき、学習量を確保できます。現状の習慣からもう一段階レベルを上げることを目指しましょう。

 次に「基礎知識の習得」です。一例として、日本の漁業において遠洋漁業や沖合漁業、沿岸漁業などについて考えてみましょう。これらのテーマが出題されるときはグラフとセットになることがほとんどで、解答は記述式がふつうです。日本の漁業は年々減少していますが、ではなぜそうなっているのでしょうか。

 実は、資料読み取り問題であっても、基礎知識があれば解ける問題は数多くあります。この例でいえば、漁業の特ちょうをそれぞれ具体的に知っているかどうかです。

 たとえば、数か月以上にわたり遠くの海に出て漁を行うのが遠洋漁業です。ここに、年々減少している理由となるヒントがかくされています。

遠くの海へ行くためには多くの燃料が必要だが、近年は燃料費が上がっており、なかなか採算が取れないから。
漁業は天候に左右されるため、長期間、船上で生活することに対して不安を感じる人が多くなってきたことで、漁業を仕事にする人が減ってきたから。

 ・・・・・・などです。もちろん、排他的経済水域(200海里)の設定が遠洋漁業減少の主な理由で、主要教科書でも取り上げられているため、ぜひ知っておいてほしい内容ではありますが、仮にそういったことを忘れてしまっていても、遠洋漁業とはどのようなものかさえ知っていれば解答できる場合が多いのです。

 つまり、公立中高一貫校入試で求められるのは、語句の丸暗記ではなく、語句の意味の正しい理解です。語句の意味を正しく知っておくことで、その語句を使って問題を解くことができます。これを「応用する」といいます。

 ぜひ、この夏は多方面に応用できる基礎固めをおこなっていきましょう。


掲載日:2020年7月27日
次回の掲載は、2020年8月24日の予定です。