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ライズの合格る答案

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R志学会ライズ

私たちライズは,10年以上前から総力を挙げて公立中高一貫校対策に取り組み,独自の公開模試も運営してきました。その模試の採点時に感じた,「こんなミスがもったいない」「この書き方だと減点になる」といった気づきを,このコラムでは具体例を出しながら紹介し,さらに対処法も伝授していきます。また,公立中高一貫校に在籍する中学・高校生の生の声なども先輩情報として随時紹介していきます。
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[2020/09/28] 条件を読めば、書くべきことがすべてわかる


 今回は、作文の書き方を取り上げます。とはいえ、設問と条件をしっかり読みこむことは、公立中高一貫校入試に共通しており、なにも作文に限ったことではありません。

 では、次の問題について考えてみましょう。

■問題例■
 あなたが外国人に、地元の郷土料理を紹介することになりました。「とり天」「とりめし」「だんご汁」「やせうま」の郷土料理のいずれか1つを取り上げて、次の条件にしたがって書きなさい。
条件
1 360字以上400字以内で書くこと。
2 二段落構成で書くこと。
3 第一段落には、どの郷土料理を選んだかと、その理由を書くこと。
4 第二段落には、郷土料理を紹介するときの工夫を書くこと。
5 原稿用紙の正しい使い方に従って書くこと。
6 適切に漢字を使い、語句や表現に誤りがないようにすること。

 ごく一般的な作文問題です。
 これに対して、第一段落の冒頭で「ぼくは、地元の郷土料理を紹介することに賛成です。」と書き始める児童が必ずいます。しかし、本問では賛否が問われているわけではありません。また、「私は、ごまだしうどんを紹介します。」と書く児童もいます。「とり天」「とりめし」「だんご汁」「やせうま」のいずれか1つを取り上げて・・・・・・と書かれてあるのに、それ以外の郷土料理を紹介しても0点です。

 制限字数、段落構成、各段落で書くべきことだけでなく、原稿用紙の正しい使い方に従うこと、適切に漢字を使うこと、語句や表現に誤りがないようにすることは、言いかえれば、この条件を守らなければ、一つずつ減点していくと表明しているのです。

 特に、「適切に漢字を使い」という条件は要注意です。少なくとも、小学6年間で学ぶ漢字(1026字)は、1つ残らず、すべて漢字で書けるようにならなければいけません。

 1こだけでは足りないので2こ買ったら、さらに1こほしくなって、全部で4こ買った。

 この一文に「こ」が4回使われていますが、「個」は小学5年生で習う漢字なので、「適切に漢字を使っていない」と判断され、4回分で最低でも4点は減点されます。

 設問や条件を守るのは、入試問題を解く私たちに課せられた絶対的な決まりです。どんなに内容がすぐれた作文でも、設問や条件を守らなければ0点です。このことを肝に銘じて、練習を積んでいきましょう。


掲載日:2020年9月28日
次回の掲載は、2020年10月26日の予定です。