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カッシー先生

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中学受験36年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
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[2017/08/14] 高齢者による自動車運転の現状と対策 (1)


 私たちは,65才以上の人たちを高齢者(こうれいしゃ)と呼んでおり,昨今,高齢者が自動車を運転しているときに交通事故が起きたという報道が目立つようになりました。では,高齢者が自動車を運転することは本当に危険(きけん)なことなのでしょうか。

 警察庁(けいさつちょう)が発表している資料によると,交通死亡(しぼう)事故の総数はここ10年ほどの間でおよそ4割減少していますが,80才以上の高齢者ドライバーが引き起こした交通死亡事故はほとんど変化していません。つまり,全体では4割減っているのに,80才以上の高齢者ドライバーによる交通死亡事故件数は現状維持(いじ)な分,全体にしめる割合が高まっているといえ,このことから,高齢者が運転する自動車の交通死亡事故が目立つようになっています。
※なお,65~80才までの高齢者による交通死亡事故は他の世代同様に減少傾向(けいこう)にあります。

 日本では,高齢者ドライバーの対策として,運転免許証(めんきょしょう)の返納(へんのう)推進(すいしん),運転免許更新(こうしん)時の高齢者講習,認知(にんち)機能検査の3つをおこなっています。
 高齢者講習は,高齢者ドライバーに事故を起こさず運転し続けてもらうことを目的としているのに対して,運転免許証の返納と認知機能検査は,高齢者ドライバーに運転をやめてもらうことで事故を防ごうとするものです。
 認知機能検査は,認知症(にんちしょう)の疑いのある高齢者ドライバーを見つけ出し,認知症の診断が下されたら,そのドライバーの免許を取り消すという点で,自主的な運転免許証の返納とは大きく異なります。

 では,果たしてこれらの対策に効果はあるのでしょうか。(つづく)


掲載日:2017年8月14日
次回の掲載は,2017年9月11日の予定です。