公立中高一貫校をめざす方へのお役立ちサイトです。
ぜひご活用ください!

カッシー先生

PROFILEカッシー先生プロフィール

カッシー先生

中学受験36年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
ホームページ http://www.kotoac.com

[2018/01/08] 接続詞と文末表現に着目すればいいんだ


 公立中高一貫校入試では,「○○○について,あなたはどう考えますか。この文章全体をふまえ,○○○字以内で書きなさい。」といった作文問題が出題されます。「この文章全体をふまえ」とは,「この文章の要旨(ようし)を読み取って,作文に盛りこみなさい」ということです。つまり,自分の考えを書くだけではなく,この文章の内容を私は正しく読み取っていますよ!!と採点者(つまり,公立中高一貫校の先生)にアピールしなければならないということです。

 要旨とは,その文章の中で筆者が最も言いたいことや主張したいことですから,まずは文章を読んで筆者の考えを読み取らなければなりません。

 筆者の考えや重要な事実が書かれている文を主文といいます。主文以外の文は,主文をくわしく説明しているにすぎません。主文をつないで読んでいけば要旨が理解できます。つまり,この主文をすばやく見つけ出せれば,要旨がすぐにわかるというわけです。

 公立中高一貫校入試で出題される問題は,ほとんどが説明的文章です。その中で書かれている内容は,筆者の考えとそれに反する考え,筆者の考えをくわしく説明するための例に分かれます。この中で大切なのは筆者の考えですが,それを見分けるのが意外に難しいと感じている児童が多いようです。

 主文を見分ける方法の一つが接続詞です。「つまり」「要するに」といった接続詞があれば,このあとには前の部分をまとめた文が続きます。まとめた文が2つ以上続くときには最も抽象的(ちゅうしょうてき)な文が主文です。
 一方,「たとえば」とあれば,そのあとには具体例が書かれてあります。その例は何を説明するために書かれているのかを確認(かくにん)しましょう。例は何かを説明している文章なので,例の前か後に主文があります。
 また,「しかし」「けれども」といった逆説の接続詞があれば,その後ろの文が主文になります。「だから」「それゆえ」などの順接の接続詞があれば,結果をあらわす後ろの文が,主文になります。「なぜなら」「どうしてかというと~」などの理由を表す接続詞があれば,逆に前の部分が主文です。このように,接続詞をヒントにして主文を見つけ出せます。

 主文を見分けるもう一つの方法は文末に注意することです。文末表現を見て筆者の意見だとわかる文は主文です。「~だと思います」「~にちがいない」「~である」「~と断言してよい」といった文末表現があれば,それが主文だと思ってください。

 その他にもいろいろな方法がありますが,まずは接続詞と文末表現に着目して,四角で囲んだり,線を引いたりしながら問題文を読んでみましょう。

 みなさんの健闘(けんとう)をお祈(いの)りしています。


掲載日:2018年1月8日
次回の掲載は,2018年2月12日の予定です。