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カッシー先生

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中学受験37年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
ホームページ http://www.kotoac.com

[2019/05/13] 文章を正しく読む力を身につけるには??


 公立中高一貫校受験のための塾に通っているにもかかわらず,「国語の成績がほとんど伸びない」という話を,ここ数か月間で立て続けに聞きました。

 今回は,少し毛色を変えて,なぜそんなことになるのかをお話しします。

 通常,塾でおこなう指導は受験国語とよばれます。いわゆる,筆者が書いた本の一部分を切りぬいて,入試問題のようにその文章にぼう線を引いたり,空らんを設けたりして設問をつけた問題を解いていくという方法です。私たち塾業界では,こういった問題を「文章切りぬき問題」とよんでいます。

 確かに,試験と同じような問題を解けば問題慣れにはつながりますが,この方法では国語力は身につきません。なぜなら,この方法では文章を読む基礎力が養成できないからです。

 また,国語力の本質は「文章を正しく読む力」を身につけることですが,この「読む訓練」につながりません。サッカーでいえば,パスやドリブルの練習をせず,ひたすら試合をしているのと同じで,試合の形式に慣れても上達がないのと同じです。

 では,国語力の本質である「文章を正しく読む力」を身につけるにはどうすればよいのでしょうか。

 答えは1つ。音読です。

 声に出して一語一語正確に読み進めるだけです。この音読訓練を半年続けるだけで,国語の成績はだれでも必ず伸びていくと断言できます。

 国語力の低い子は,正しく字面を追うことができず,それゆえ,文章を正しく読むことができません。音読は,なにより正しく字面を追う訓練につながります。また,意味のかたまり(文節)ごとに読んでいるか,わからない言葉がないかの確認もできます。

 まさにいいことずくめです。

 一見地道な訓練のように思えますが,こういったことを続ければ最短ルートで国語力が身につきます。ぜひ,「文章切りぬき問題」に手を染めてしまい,時間をむだにしないでいただきたいと思います。

 参考コラム [2018/04/09] 国語の勉強方法で悩んでおられる方へ


掲載日:2019年5月13日
次回の掲載は,2019年6月10日の予定です。