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カッシー先生

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中学受験37年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
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[2019/11/11] キャッシュレス決済が広がっています


 お札や硬貨(こうか)といった現金(キャッシュ)がなくても,お店やインターネットで買い物ができるキャッシュレス決済が広がっています。お店の人手を減らしたり財布(さいふ)を持ち歩かなくてもよかったりするなど便利な面もあり,サービスを手がける会社が増えています。
注)決済とは,お金を支払(しはら)ってものの受け渡(わた)しや取引を完了させることをいいます。

 キャッシュレス決済では,JR東日本の「Suica(スイカ)」やイオンの「WAON(ワオン)」,セブン-イレブンの「nanaco(ナナコ)」といった電子マネーをはじめとして,クレジットカード,銀行口座の残高からすぐにしはらわれるデビットカード,「PayPay(ペイペイ)」などのスマホ決済(QRコード決済ともいう)など,いくつかの種類があります。日本銀行の調査によると,キャッシュレス決済の利用額は70兆円をこえていて(2018年),ネットショッピングやスマホ決済の普及(ふきゅう)などで2019年はさらに増えると考えられています。

 キャッシュレス決済のタイプは,実際にお金を支払うタイミングで3つに分けられます。

■前払い
 スマホやカードにあらかじめ入金(チャージ)しておき,その分だけ支払いに使える。「Suica」「WAON」「nanaco」などの電子マネー,「Paypay」などのスマホ決済がこれにあたる。
■即時(そくじ)払い
 支払うとすぐに自分の銀行口座からお金が引き落とされる。銀行などが発行するデビットカードなどがこれにあたる。
■後払い
 カード会社が代金を立て替(か)え,お金を使った人はあとからカード会社に支払う。VISA(ビザ),マスターカード,JCBなどのクレジットカードがこれにあたる。

 ただし,「Paypay」などはクレジットカードを使って入金できるため,前払いといいながら,実質的に後払いの場合もある。

 キャッシュレス決済が広がることで,今後,お店の無人化が可能です。すでに中国では,コンビニエンスストアなどの無人化が進んでいて,スマホをかざして入店し,商品のバーコードを読み取ってお金を支払うしくみが採用されています。また,アマゾン・ドット・コムがアメリカ合衆国で運営する「アマゾン・ゴー」というお店にはレジがありません。天井やたなに取りつけたカメラやセンサーで,だれがどんな商品を買ったかを見張っていて,お金はお店を出たときにそのお客さんのクレジットカードから自動的に支払われます。

 確かに,クレジットカードやスマホの悪用への不安などはありますが,現金はぬすまれたり落としたりすればそのままなくなってしまいますが,カードやスマホの場合はデータを追跡(ついせき)できるため,手元に現金を持っているよりもかえって安全になると考えられています。

 また,キャッシュレス決済により,働く人や働く時間を減らせるため,今後,人口減少をむかえる日本にとっての切り札になる可能性もひめています。

 社会に大きな変化をもたらすキャッシュレス決済。これからも要注目です。


掲載日:2019年11月11日
次回の掲載は,2019年12月9日の予定です。