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カッシー先生

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中学受験40年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
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[2020/01/13] 混ぜて「とかす」と温度が変化する


 砂糖(さとう)を水にとかすとどうなるでしょうか。もちろん、あまい砂糖水ができますね。しかし、それだけではありません。できた砂糖水は、砂糖をとかす前よりも少し温度が下がっています。これは砂糖水に限りません。これ以外にも、混ぜて「とかす」と温度が変化するものがいろいろあります。

 それはなぜでしょうか。

 実は、「ものが水にとける」とは、ものをつくっているとても小さなつぶ(これを分子といいます)が水の中でばらばらになって、水の分子と一様に混ざり合うことをいいます。つまり、ものの分子だけで結びついていたときとは、少し結びつき方が変わるのです。

 砂糖や尿素(にょうそ)などのいくつかの物質では、この変化が起きるときに最初のときよりもエネルギーが少し多く必要になることから、まわりから熱エネルギーをうばいとり、温度が低い状態になります。

 逆に、アルコールなどの別のいくつかの物質では、この変化が起きるとエネルギーがあまってしまうので、熱エネルギーを外に出し、温度が高い状態になります。

 このしくみを利用したものが、暑いときや熱が出たときなどに便利な「携帯冷却パック」です。中には尿素と水入り容器が入っていて、押しつぶすと水容器がこわれ、水と尿素とが混ざって冷えるようになっています。

 いつ、公立中高一貫校入試で取り上げられても不思議ではないテーマです。


掲載日:2020年1月13日
次回の掲載は、2020年2月10日の予定です。