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カッシー先生

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中学受験40年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
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[2020/02/10] 税金の歴史と消費増税への流れ


 今回は、税金の歴史と消費増税への流れをお話ししましょう。

 日本で最初の税金はいまからおよそ1800年前の弥生時代、邪馬台国であったと考えられています。女王卑弥呼が支配したその国では、種もみなどの食べ物が税として納められていました。

 その後、645年から始まった大化の改新で、租・庸・調が定められ、701年の大宝律令で税制度が完成しました。農民に口分田をあたえる代わりに、租(取れた米の一部)、庸(労役やその代わりの布)、調(布や絹などの特産品)を税として納めました。

 室町時代や安土桃山時代になると、農民は「年貢(ねんぐ)」として米を領主に納めるようになりました。豊臣秀吉は全国の農地を測量し、面積や米の収かく高を調べ、年貢を割り当てていきました(太閤検地)。江戸時代になっても「年貢」が税の中心として引きつがれていきました。

 税のしくみが大きく変わったのは明治時代になってからです。農作物を税として納めるしくみは、年によって収かく高が変わるため、税の量が安定しません。そこで、毎年同じ量の税を集められるように土地の値段を決め、それに応じて毎年同じ金額の税を納めるしくみをつくりました。また、土地だけに税をかけるのでなく、個人や企業のもうけに応じて税をかけるなど、現在の税金のしくみの基本が出来上がりました。

 では、消費税はいつごろからあるのでしょうか。消費税は1989(平成元)年3月に3%の税率で始まりました。その後、1997年4月に5%、2014年4月に8%と税率が上がり続け、ついに、2019年10月から10%になりました。

 消費税は、ものを買ったりサービスを受けたりしたときに納める税です。ものを買う人が大人でも子どもでも等しく納めなければなりません。日常の買い物でも税をしはらっているわけです。

 これからますます少子高齢化が進む日本では、税金でやらなくてはならないことが増える一方で、税金を負担する人が減っていきます。このままでは国の借金はふくらむ一方です。これを解決するためには税金のむだづかいをやめ、税収を増やしていくしかないわけです。

 税収を増やすには消費税率を上げるのが一番簡単です。現在の税率は10%ですが、今後、15%、20%と上がっていくことになると主張する専門家も多くいます。日本の行く末が大変気になります。


掲載日:2020年2月10日
次回の掲載は、2020年3月9日の予定です。