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カッシー先生

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中学受験40年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
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[2020/11/09] お金の誕生と役割について考えよう


 お金がまだなかった時代、人々はおたがいにほしいものを交換し合っていました。これを「物々交換」といいます。しかし、その人がほしがるものを自分が持っていなかったらどうなるでしょう。「○○と交換してください」とお願いしても、「□□じゃないと交換したくない」と言われたら、交換は不成立に終わります。要は、物々交換はおたがいにほしいものを持っていなければ成立しません。

 そこで考えられたのが、みんなが同じ価値を認めるものをつくり、それを仲立ちにして、ほしいものを交換するしくみです。この仲立ちをするものがお金です。

 最初にお金として使われたのは、貝や石、布などでした。そのうち、人々がさまざまな場所に出かけていって商売を始めるようになると、お金の役割はますます重要になり、金属でできたじょうずな硬貨(こうか)が世界中に広がっていきました。いまでは、「ものを買う」とは、「お金」と「もの」を交換することをいうようになりました。

 お金には、「ものを交換する」「ものの価値をはかる」「ものの価値をためる」という3つのはたらきがあります。

 1つ目の「ものを交換する」とは、最も基本となるお金の役割です。たとえば、1個のアイスクリームを買うために、100円はらうということです。お金を仲立ちとしてものを買います。

 2つ目の「ものの価値をはかる」とは、値段というものさしで、ものの価値を決めるはたらきのことで、お金という単位を利用します。1個のアイスクリームが100円という値段が決まることで、ものの価値を決めるはたらきをもっています。

 3つ目の「ものの価値をためる」とは、ものを売ってお金に換えるということです。アイスクリームは時間がたてばとけます(食べ物はくさります)が、お金はそのままです。ものを売ってお金に換えれば、ものの価値を失うことなく持ち続けることができます。

 このように、お金の誕生(たんじょう)はいわば必然的ということができ、ものを交換するためにはものの価値をはかる必要があり、派生的にものの価値をためる役割も担(にな)うようになりました。


掲載日:2020年11月9日
次回の掲載は、2020年12月14日の予定です。