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カッシー先生

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カッシー先生

中学受験40年のキャリアがお届けするとっておきの秘策。特に公立中高一貫校の適性検査では,社会科的な知識だけでなく,算数で学習する割合なども同時に求められます。社会と数的処理をじっくり解説していきますよ。
高桐アカデミー塾長 カッシー先生
ホームページ http://www.kotoac.com

[2021/03/08] 学力の3要素を地で行く公立中高一貫校入試


 いま、社会が大きく変わっています。これに対応すべく、教育や入試も変わっています。

 文部科学省は、「混とんとした状況の中に問題を発見し、答えを生み出し、新たな価値を創造していくための資質・能力が一層重要になる」として、その資質・能力を育成するための教育改革を進めています。その際、重視していくべきものを、「学力の3要素」として定義しています。

 土台となるのが「知識・技能」、その上に置かれるのが「思考力・判断力・表現力」、最上位が「主体性・多様性・協働性」です。

 この「学力の3要素」に即して考えると、従来の入試では「知識・技能」については十分測定できていたものの、残り2つの要素については評価しきれていなかったという現状認識のもと、その点を補完しようというのが、現在進行中の入試改革の基本的な考え方です。

 ただし、公立中高一貫校入試は、1994年度に実験校として宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校(開校当時は宮崎県立五ヶ瀬中学校・高等学校)が開校した当時から(学校基本法改正による公立中高一貫校設置は1999年度から)、「知識・技能」ではなく、「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を問う入試をおこなってきました。

 あれから20年以上が経ちました。
 ちなみに、むぎっ子広場も開設から16年目に突入し、多くの受験生(受検生)を公立中高一貫校へ送り出してきました。

 いま、公立中高一貫校入試は、文部科学省が提示する「学力の3要素」をすべて測定する入試へと変わりました。

 だから、「知識・技能」も必要です。教科書に書かれた内容が理解できない児童は、まずもって合格できません。小学6年の社会科の教科書には、「SDGs」や「難民」といった言葉が登場します(東京書籍刊)。こういった言葉の意味を知らない受験生は蚊帳(かや)の外に置かれます。

 くり返しになりますが、「学力の3要素」は、土台に「知識・技能」をすえています。その上に「思考力・判断力・表現力」があり、最上位が「主体性・多様性・協働性」です。

 そこで、まずは「知識・技能」の習得から始めましょう。新しい教科書は新学期以降に配布されます。それまでは、これまで使ってきた教科書をじっくり読み直しましょう。算数や理科は、練習問題もついています。すべて取り組みましょう。

 「知識・技能」の習得が早く終われば、早く次の段階に進めます。


掲載日:2021年3月8日
次回の掲載は、2021年4月12日の予定です。