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ひろやん道場

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ひろやん先生

首都圏を中心に全国の公立中高一貫校の研究を始めて長い月日が経ちました。これからも,みなさんに役立つ情報をたくさんお伝えできればと思っています。公立中高一貫校のことはたくさん知っているのでたよりにしてくださいね。

[2021/03/01] 手帳を使った学習管理は一考の価値あり


 先日、東京都立小石川中等教育学校に合格した方から、直筆のお手紙を頂きました。その中に、一枚の写真が入っていました。

 その写真には、高橋書店から販売されているA5サイズのウィークリーデスクダイアリー、つまり、ビジネス手帳が写っていました。手紙には、「こんな感じで、毎日の勉強の予定と記録をつけました。このおかげで合格できました。」と書かれてありました。

 手帳を使うきっかけは、むぎっ子通信添削でのアドバイスだったそうです。
 学習計画を立てたいけれど、どうすればよいのか??という質問に対して、私が「手帳を使って、まずは学習の記録をつけてみましょう」とアドバイスしたのです。

 記録をつければ、いつ復習すればよいのか、または、この日は勉強時間が短かった・・・など、いろいろなことが見えてきます。

 そうすれば、完ぺきな学習計画を立てなくても、この日までにこれを終わらせたいとか、もう一度、これを復習したいとか、あれは難しかったから、1か月後にやり直そうとか、そういった具体的なことだけを計画に組み入れて、手帳に書きこんでいけます。

 おすすめは、A5サイズのウィークリーデスクダイアリー。
 いまなら、2021年4月始まりのビジネス手帳が販売されています。
 ネット通販はおすすめしません。できるだけ大きな書店や文房具店に足を運び、実物を手に取って、いろいろと比べてほしいと思います。
 好みの問題ですから、自分が一番いいと思うものを選べばよいでしょう。

 勉強を習慣化するために必要なことは「見える化」です。
 勉強の成果をかなりくわしく記録すれば、のちに、変えたほうがよいところが見えてきて、むだな時間が減らせます。遊ぶ時間も確保したいからこそ、この「見える化」がカギとなります。

 まさか、ビジネス手帳を使っているとは知りませんでしたが、確かに、書けるスペースがとても広いので、おすすめです。

 通塾している場合は、塾のカリキュラムに沿っていけば、合格するためのレールが敷いてあるため、手帳は必ずしも必要ないでしょう。

 しかし、今回、写真を送ってくださった方は家庭学習のみでした。同じような方は、むぎっ子広場に多く集まっておられるかと思います。自分で学習管理をしなければならないため、そのツールとして、ビジネス手帳を使うのは有用かと改めて感じています。


掲載日:2021年3月1日
次回の掲載は、2021年4月5日の予定です。

[2021/02/22] フレッシュスタート効果をご存じですか??


 春になると、新しいことを始めたくなります。
 ユーキャンという通信教育を手掛ける会社のテレビCMも、決まって春にたくさん流れますよね。

 公立中高一貫校入試を終えたみなさんも、さあ、これから何をしようかなと期待に胸をふくらませていることと思います。

 実はこれ、科学的にも証明されているのだそうです。

 日照量の増加に応じて、脳内のセロトニンというホルモンの量が増え、新しいことに向けて意欲が高まりやすい状態になるためです。

 また「今日からがんばる」、つまり「よい習慣を身につける」「悪い習慣を断つ」と心に決め、目標に向かって努力を始めた人は、そうでない人に比べて目標達成率が3.5倍高くなるという研究結果もあります。

 これをフレッシュスタート効果というそうです。

 つまり、3月から4月にかけて、「今日から私は変わるんだ」と明確に意識すれば、成功しやすかったり、習慣が身につきやすかったりするというわけです。

 ぜひ、この春、新しいことにチャレンジし、自分の可能性をより高めていってほしいと思います。

 輝(かがや)かしいみなさんの未来を祝福いたします。


掲載日:2021年2月22日
次回の掲載は、2021年3月1日の予定です。

[2021/01/04] 過去問演習で陥りがちな負のスパイラル脱出法


 過去問は「たくさんやればいずれ慣れる」というジンクスがあります。しかし、ジンクスとはもともと「悪い結果がもたらされる場合のみに用いられる表現」ですから、お察しの通り、ただやみくもに数をこなしても、志望校との距離は一向に縮まりません。悲しいかな、これが現実です。

 つまり、過去問を「どれだけやったか」「どれだけできたか」といったことにとらわれている限り、「ふり返り」(2020年12月コラム参照)がおろそかになり、点数が取れない状態が続きます。

 まさに、「解いてみる→解けない→解いてみる→解けない」という負のスパイラル(受験業界ではこれを「無限ループにハマる」といいます)に陥ってしまい、「受かる気がしない」と親子共々感じるようになります。

 では、こうならないようにするにはどうすればよいのでしょうか。

 ポイントは、過去問の向き合い方にあります。もしかしたら、過去問を「入試本番のように向き合う」こと「だけに専念」していませんか。もちろん、それを否定するわけではありませんが、「だけに専念」はダメです。「ふり返りで、きちんと向き合う」ことがとても大切です。

 ふり返りでのポイントは人によって大きく違いますが、特に「問題形式」と「設問条件」の2つに着目しましょう。というのも、公立中高一貫校入試は記述問題が中心になるので、どうしてもこの2つからは逃れられないからです。

 公立中高一貫校入試といっても、各校で問題形式はバラバラです。自分の言葉に置き換えて、論理を再構築しなければいけない難易度の高い問題を出す学校がある一方で、そこまでは要求されず、引用文や資料の言葉をそのまま使えば正解に至る学校もあります。

 こういったことは、問題形式を見ればおよそ見当がつくため、志望校の過去問から、「どこまで要求されているのか」をしっかりと読み取るようにしましょう。

 また、設問条件は記述問題と切っても切れない関係です。制限字数や使用語句の指定、句読点の取り扱い、文末表現などの設問条件は、公平な採点をするためには欠かせないものであり、それゆえ、設問条件を守っていない解答は容赦なく減点されていきます。

 問題形式と設問条件は、各校の傾向として長らく受け継がれる傾向にあるため、過去問演習のふり返り時にこれらに向き合っていけば、一歩一歩確実に合格に近づいていけます。


掲載日:2021年1月4日
次回の掲載は、2021年2月1日の予定です。

[2020/12/07] 過去問から志望校のメッセージを読み取ろう


 志望校の過去問演習は受験のマスト。「すでに、10年分の過去問を解きました」という人も多いでしょう。でも、ちょっと待ってください。過去問をやるのは何のためか、ここで改めて考えてみましょう。

 過去問は、いわば次の入試で出ない可能性が非常に高い、もっといえば、適性検査問題という公立中高一貫校入試の性質上、確実に出ないと断言できる問題です。それでも取り組むのは、そこで問われている力や求められている力に自分が応えられる(答えられる)かどうかと、自分の現状と照らし合わせて自分にとっての課題を発見し、次の学習につなげるためです。

 言わずもがな、入試問題は、各学校の先生が「こんな力を持った生徒に来てほしい」「こんな力を持った生徒を育てたい」という思いをこめてつくられたものです。まさに学校からのメッセージが凝縮されているのが過去問というわけです。

 よって、私たちは過去問から学校からのメッセージを受け取り、自分の力を本番で出し切るために何が課題なのか、何が足りていないのか、だからこれからどうしていかなければいけないのかを考えなければいけません。

 つまり、過去問演習を通じて「自分の課題を明確にすること」。これが何よりも大切なのです。

 ふつう、これを「ふり返り」といいます。一回一回のふり返りをおろそかにし、過去問をやること自体が目的のようになっていたら黄色信号。ふり返りをしていなかったら赤信号です。

 過去問演習はあくまで手段であることを忘れないでください。


掲載日:2020年12月7日
次回の掲載は、2021年1月4日の予定です。

[2020/11/02] 苦手単元にいつまでも執着するな


 公立中高一貫校入試に限らず、受験の合否は総合得点で決まります。小学校の調査書も大切な要素ですし、面接やグループ活動がある場合は、それらも多少なりとも合否にえいきょうをあたえます。

 適性検査について、いつも問題となるのは、苦手科目や苦手単元の取りあつかいです。

 公立中高一貫校合格を目指そうとする人で、勉強ぎらいの人がいませんが、算数が苦手だったり、算数の数量系の問題は得意だけど、立体図形が苦手だったりはします。つまり、大なり小なり、苦手科目や苦手単元というものはだれしもあるものです。

 このとき、苦手を克服(こくふく)して得点の底上げをはかりたいと思うのは至極当然のことではありますが、入試本番がせまってきた現在、苦手に執着するのはよくありません。というのも、私の経験上、受験に強いのは、得意科目や得意単元にみがきをかけ、その得点で勝負するタイプだからです。

 そもそも、苦手は二つに分類できます。それは、勉強が遅(おく)れているから苦手なのか、勉強してきたのに苦手なのか・・・・・・です。前者であれば勉強すればのびる余地がありますが、後者は今後劇的な変化は考えづらいでしょう。

 だって、考えてみてください。勉強してきたのに苦手が続いているわけですよね。それが、入試本番がせまった時期にできるようになると本気で思いますか?? 苦手分野に力を入れても、それに見合った成果が期待できると考えるのにはあまりにも無理があります。

 つまり、入試本番が近づくこれからの時期は、これまで勉強してきたのに一向に苦手が解消されない科目や単元に見切りをつけ、代わりに得意教科や単元でその穴をいかにカバーするかを考えたほうが得策というものです。

 根がまじめなタイプほど、苦手克服に執着(しゅうちゃく)しがちです。しかし、見切りをつける勇気も持ちましょう。苦手の深追いは大変危険ですよ。


掲載日:2020年11月2日
次回の掲載は、2020年12月7日の予定です。

[2020/10/05] 親子で子どもの知的好奇心を育もう


 子どもたちが自室にこもらず、家族が集う共有スペースで宿題や勉強をおこなうのがリビング学習です。ここ10年ほどで、この学習形態がかなり浸透し、いまや、小学生の大半がリビング学習をおこなっているといわれています。

 ただし、このリビング学習もやり方次第では、結局、自室で勉強するのとさして変わらないということになりかねません。そこで今回は、リビング学習のメリットを改めて考えます。

 キーワードは、「子どもに『学ぶ楽しさ』を習慣づける」です。

 リビング学習のメリットとしてよくいわれるのが、「すぐに質問できる」です。「知りたい」という子どもの欲求のタイミングをのがさず、その場で親に聞けるのは確かに大きなメリットです。わからないことをそのままにしないという習慣づけにもつながります。

 しかし、高学年ともなると、なかなか難しい質問が飛んでくるのも事実です。そんなとき、「自分で調べなさい!」「自分で考えなさい!」と突き放すと、リビング学習のメリットがなくなります。子どもにしてみれば、「調べ方がわからないから聞いているのに!」「どう考えたらいいかさえわからないのに!」と不満に思うでしょう。

 そんなときは、親子でいっしょに!!
 これが最良の解決策です。リビングに、参考書や資料集、地図帳、辞書、百科事典などを常備する必要があるのはそのためです。

 また、昨今、調べるということに関しては、インターネットも便利です。パソコンやタブレット、スマホも有効活用できますし、いまでは、日ごろリビングで家族が見るテレビをパソコンのように使うこともできます。

 親子で調べものをすれば会話が生まれ、その会話を通じて、表現力や思考力が養われていきます。一方的に先生の言うことを聞くだけの授業では、これらの力は一向に身につきません。言いかえれば、公立中高一貫校入試に対応できません。

 また、知りたいという気持ちと親との楽しい時間が相まって、知ることは楽しいというモチベーションにつながります。先ほど申し上げた「子どもに『学ぶ楽しさ』を習慣づける」ためには、親子のコミュニケーションが必要不可欠です。

 このように考えていくと、リビング学習は「親子がいっしょに学ぶ」という点に本質があるのだとわかります。「子どもたちといっしょに調べものをしていたら、夕ご飯をつくるのが遅れちゃった」というのも、よい思い出になるでしょう。


掲載日:2020年10月5日
次回の掲載は、2020年11月2日の予定です。

[2020/09/07] 目標と学習計画でやる気を最大化させよう


 いよいよ9月に入りました。志望校の過去問に着手し、現実を直視するとともに、そのあなうめをしていく時期です。今回は、「目標」「学習計画」「やる気」という3つのキーワードを関連づけて、今後の取り組み方を話していきます。

 よく「やる気が起きない」と言います。しかし、それは達成したい目標がないからです。ふつうは、達成したい目標があるから、やる気が生まれ、やる気があるから計画が実行でき、その結果、目標が達成できます。そして、目標達成により、さらにやる気が生まれます。この好循環をどのようにつくり出していくかが大切です。

 やる気とは、目標達成のための脳の装置だといわれています。言いかえれば、やる気をうまく引き出すためには、適切な目標設定が不可欠というわけです。

 脳科学の本を読むと、最もやる気が高まるのは達成率が7割程度の目標とのことですが、実際、多くの受験生(受検生)は高すぎる目標を立ててしまいがちです。目標を立てた時点では一時的にやる気が高まるものですが、実際に達成できず、できないことでストレスが増大して、やる気を失ってしまう・・・・・・。こんなことになりがちです。

 では、合否を分ける秋からの目標をどのように立てていけばよいのでしょうか。自分に最適な目標設定のためには、自分の現状把握が不可欠です。だって、「最もやる気が高まるのは達成率が7割程度の目標」なのだから、そのバランスは、自分の現状把握なくしてあり得ないからです。

 まずは、志望校の過去問を解いてみましょう。それにより、合格に必要なことの全体像が見えてくれば、やる気スイッチをオンにする目標設定が可能になります。ここで大切なことは、現実から目をそむけないこと。

 そのうえで、学習目標を2段階で立てましょう。第一段階は、「優先度が高く、達成すべき目標」です。最低限、これを達成しなければ合格はないといえるものを第一段階の目標にすえましょう。第二段階は、「余裕があればやる目標」です。この分類が、合否のかぎをにぎっています。

 あとは月単位、週単位で学習内容を具体的に策定し、それが済んだら実行あるのみです。ノルマと達成状況を「見える化」して、達成できたときには自分の努力をほめてあげましょう。

 以上、課題分析→目標設定→計画立案→計画実行 をいう順で、自分のやる気を引き出し、志望校合格に向けてつき進んでください。


掲載日:2020年9月7日
次回の掲載は、2020年10月5日の予定です。

[2020/08/03] 小学5年生以下は英語学習も習慣化させよう


 今年度から小学校で新学習指導要領による学習が始まり、小学5~6年生は英語が正式に教科になりました。いままで高学年がおこなっていた「外国語活動」は、小学3~4年生がおこないます。

 私の耳にも「ぼくの担任はまったく英語が話せない」「先生の英語の発音が下手すぎ」といったみなさんからの声が聞こえてきますが、そんな文句を言う前に、みなさん自身がしっかり勉強して、英語を得意にすればよいだけのこと。というか、必ず英語を得意にする必要があります。

 それはなぜか。

 正式に英語が教科になって2年間の学習を終えた令和4年度入試(小学5年生以降)から、多くの公立中高一貫校で英語を試験はん囲に加えるからです。

 先行してすでに英語の試験をおこなっている、さいたま市立大宮国際中等教育学校の問題をのせておきますので、興味がある方はご覧ください。

 参考)さいたま市立大宮国際中等教育学校
    令和2年度 適性検査A 問題
    令和2年度 適性検査A 大問1 英語リスニング用スクリプト

 では、英語はどのように勉強すればよいのでしょうか。

 むぎっ子広場では、NHKラジオ第2で放送されている「基礎英語0(ゼロ)」や「基礎英語1」を利用することを強くおすすめしています。

 英語学習では、英語の音声が必ず必要です。現在の英語学習は「英語が聞けること」「英語が話せること」に力点が置かれており、英文法などはほぼ必要とされません。少なくとも、小学英語はそうです。そういった方針にすべて合致しているのが、「基礎英語0(ゼロ)」や「基礎英語1」だからです。

 書店では、各講座の専用テキストが毎月購入でき、リアルタイムでラジオを聞かなくても、「NHKゴガク」のホームページや、「NHKゴガクアプリ」からストリーミング放送で聞くことができます。また、一部の講座はCDも発売されています。

 小学5年生以下のみなさん、ぜひ、ひろやん先生にだまされたと思って、まずは3か月間、「基礎英語0(ゼロ)」を使った勉強を日課(放送は週3回)にしてみましょう。

 英語は、ネイティブ(外国人)の発音を何度も何度も聞き、耳から覚えるのが一番です。日本人による「なんちゃって英語」を聞くよりも、何倍も効率よく勉強できますよ。

 ぜひ、とちゅうで挫折せずにがんばって!!


掲載日:2020年8月3日
次回の掲載は、2020年9月7日の予定です。

[2020/07/06] いまの教科書は想像以上に難しく受験に役立つ


 7月に入りました。新型コロナウイルスのえいきょうで、夏休みが短くなった地域も多いでしょう。ただ、受験(受検)学年である小学6年生にとって夏休みはどうでもいいこと。来春の志望校合格に向けてコツコツと勉強を続けましょう。

 今回は、この時期から基本単元の総仕上げに入るみなさんに向けて、もっと教科書を読みこんでほしいというお願いです。

 いま、私の目の前には、東京書籍・大日本図書・教育出版の小学6年理科の教科書があります。今春から改訂された新しい教科書です。これらの教科書を手に取ってつくづく感じるのは、「以前に比べていまの教科書は想像以上に難しく、かつ受験に役立つ」ということです。

 まず、ページ数と教科書の大きさ。東京書籍は計220ページ、大日本図書は計222ページ、教育出版は236ページとぼう大で、A4版やAB版などいずれも版が大きい。それに全ページフルカラーで、読みやすく見やすい。しかも、これだけのものがタダでもらえる。

 理科の教科書が「適性検査問題のネタの宝庫」というのは受験業界では有名な話で、特に「理科のひろば(東京書籍)」「サイエンスワールド(大日本図書)」「資料・チャレンジ・科学のまど・広がる科学の世界など(教育出版)」といった発展内容をまとめたページは、公立中高一貫校を目指すみなさんにとっては要注意です。

 現在の教科書は、「これ以上、教科書で取り上げてはいけない」という以前存在していた「歯止め規定」が撤廃されているため、基本の徹底と上位層向けのより難しい発展内容が混在しています。公立中高一貫校を目指さなければ基本の徹底のみに注力すればよいのですが、むぎっ子広場に集うみなさんはそうはいきません。教科書のすみずみまで何回も何十回も読みこむ必要があります。

 むぎっ子広場がおこなっている公立中高一貫校対策『学力テスト』の勉強法をご説明したときもお伝えしましたが、公立中高一貫校対策における有効な勉強法は音読です。いっとく先生が以前のコラムで、「あるページを開けた瞬間に、そこで説明されている内容がほぼすべて口頭で説明できるようになることが目標」だとおっしゃっていましたが、まさにその通りです。

 みなさんのお手元にある教科書をもっと読みこんで、過去問対策に入っていく土台を一刻も早く習得してください。


掲載日:2020年7月6日
次回の掲載は、2020年8月3日の予定です。

[2020/06/01] 句点は必ず打ち、読点は打ちすぎないこと


 むぎっ子通信添削の答案を添削したり、公立中高一貫校対策学力テストの答案を採点したりしていて、いつも思うことがあります。それは「なぜ、文末に句点を打たないんだ??」と。

 小学1年生のとき、「文の終わりには必ず句点を打ちましょう。」と教わります。句点を打たなくてもよいのは題名(タイトル)など、ほんの一部に限られます。公立中高一貫校入試では、たとえ体言止めの解答であったとしても文末に句点を打つべきだと考えられています。

 それなのに、文末に句点がなかったり、「。」ではなく「.」が打ってあったり。あなたは英語を書いているんですか??と聞きたくなるほどです。

 ここで改めて言います。
 文の終わりには必ず句点を打ちましょう。

 一方、読点は打ちすぎに注意しなければいけません。読点が多い文は率直に言って読みづらいのです。

 読点を打つのは「誤読されそうなところ」「意味の切れ目」「『間』を取りたいところ」と、相場が決まっています。ただし、そんなことをあまり深く考える必要はありません。自分が書いた文章を読み直して、読み手に正しく伝わるかどうかを考えれば、おのずと読点を打つ場所が決まってくるからです。

 よく「ひらがなやカタカナや漢字が続くとき」「長い主語のあと」「長い修飾語のあと」「接続語のあと」といった決まりが説明されることがありますが、これらはすべて、先ほど述べた「誤読されそうなところ」か「意味の切れ目」か「『間』を取りたいところ」のいずれかに集約されます。よって、目安として覚えておいても構いませんが、あくまで参考程度という認識が必要です。

 そんなことよりも、先ほど述べた「読点は打ちすぎない」というルールを覚えておくことのほうがはるかに大切です。

 句点は必ず打ち、読点は打ちすぎないこと。
 わかりましたね!!


掲載日:2020年6月1日
次回の掲載は、2020年7月6日の予定です。