公立中高一貫校とは

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その2公立中高一貫校の3つのタイプとその特色

1.中等教育学校

このタイプは、中学・高校といった分け方をしない6年制の学校です。中学校にあたる前期課程(3年)と高校にあたる後期課程(3年)があり、高校からの募集はありません。入学するには選抜に合格しなければなりません。

その特長は6年一貫のよさを生かし、個性的でゆとりあるカリキュラムが組める点です。その反面、6年を通して生徒の顔ぶれが同じになってしまい、中だるみするのではないかという声もあります。

公立初の中等教育学校は、1999年開校の宮崎県立五ヶ瀬中で、1学年40人の全寮制です。山村の自然を活かしたユニークな教育を実践し、知名度を上げました。

ちなみに、東京で開校している11校のうち、小石川、桜修館、九段、立川国際、南多摩、三鷹の6校はこのタイプの学校です。2011年までに合計で28校になり、このタイプの学校が6年前は8校だったことを考えると、今後ますます増えていくことが予想されます。

2.併設型

このタイプは、都道府県立や市立の高校に、新しく中学校を併設するものです。中学校に入学するには試験に合格しなければなりません。中学校を卒業した後は、試験を受けることなくそのまま高校に進学できます。

併設型は高校での生徒募集があるため、お互いが刺激を受け合いながら高校生活を送れるというメリットがあります。ただ、高校入学の生徒は中学入学の生徒と学力の差が開いている可能性があるので、クラス編成が難しくならないかという問題もあります。最近は、中学・高校でクラス編成を完全に別にするケースも増えてきています。

併設型には、2002年に開校した岡山県立岡山操山と静岡県立浜松西、2004年に京都で同時に開校して話題を集めた府立洛北、市立西京などがあります。これらは公立中高一貫校が成功するかどうかのモデル校として、全国の自治体に大きな影響を与えたと言われています。併設型は2011年4月現在、69校あります。

3.連携型

このタイプは、市町村立の中学校と都道府県立の高校が連携している学校です。中学入学時は、中等教育学校や併設型のような試験はありません。地域によって異なりますが、高校へ進学する時に、ふつう簡単な選抜があります。推薦枠などで優遇しているところもあります。

  1. その1 - 公立中高一貫校の魅力
  2. その2 - 公立中高一貫校の3つのタイプとその特色
  3. その3 - 私立中高一貫校との違い
  4. その4 - 公立中高一貫校が目指すもの

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